ソクラテス
古代ギリシャ・アテネの哲学者
ソクラテス(Sokrates, 紀元前469年頃〜紀元前399年)は古代ギリシア、アテナイの哲学者。
引用
編集ソクラテスには著作はない。以下はソクラテスの発言として同時代および後世の著者が記録したものである。
- 私は自分が無知であるということ以外何も知らない。--ディオギネス・ラエルティオス『哲学者列伝』
- εἰδέναι μὲν μηδὲν πλὴν αὐτὸ τοῦτο [εἰδέναι].
- 原文は三人称。
- クリトン、我々はアスクレピオスに雄鶏を一羽お供えしなければならない。これを果たしてくれ、忘れないでくれ。
- Ὦ Κρίτων […] τῷ Ἀσκληπιῷ ὀφείλομεν ἀλεκτρυόνα. ἀλλὰ ἀπόδοτε καὶ μὴ ἀμελήσητε.
- プラトン『パイドン』118a。ソクラテスの最後のことばとされる。アスクレピオスは医術の神。田中美知太郎の注釈では、アスクレピオス信仰において患者たちは「眠ることによって快癒した」(『プラトン全集』1、岩波書店、p.349)。『パイドン』の主題は、魂の不死および死と眠りの対比である。