ヒポクラテス(ギリシア語: Ἱπποκράτης、紀元前460年 - 紀元前377年)は古代ギリシアの医者。コス島の出身で、コスのヒポクラテスとも。著書『箴言』『神聖病について』など。

ヒポクラテス

引用

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『箴言』全文の英訳がウィキソースにあります。
  • 人生は短く、技芸は長い。機会は逃げやすく、実験は危険で、判断は難しい。医者は正しいことをなすよう自ら準備するだけでなく、患者、付添、外界のことどもとも協力しなければならない。--『箴言』I,1.
    Ὁ βίος βραχὺς, ἡ δὲ τέχνη μακρὴ, ὁ δὲ καιρὸς ὀξὺς, ἡ δὲ πεῖρα σφαλερὴ, ἡ δὲ κρίσις χαλεπή. Δεῖ δὲ οὐ μόνον ἑωυτὸν παρέχειν τὰ δέοντα ποιεῦντα, ἀλλὰ καὶ τὸν νοσέοντα, καὶ τοὺς παρεόντας, καὶ τὰ ἔξωθεν.
    ラテン語訳:
    • Ars longa, vita brevis, occasio praeceps, experimentum periculosum, iudicium difficile. Nec vero solum seipsum praestare oportet oportuna facientem: sed et assidentes, et exteriora.
  • 薬が治さないものは鉄(メスの意か)が、鉄が治さないものは火が治す。火が治さないものは治癒不可能なものとみなされる。--『箴言』VII.87.
    Ὁκόσα φάρμακα οὐκ ἰῆται, σίδηρος ἰῆται ὅσα σίδηρος οὐκ ἰῆται, πῦρ ἰῆται ὅσα δὲ πῦρ οὐκ ἰῆται, ταῦτα χρὴ νομίζειν ἀνίατα.
  • 睡眠も覚醒も量がすぎればどちらも悪い。--『箴言』II.3.
    Ὕπνος, ἀγρυπνίη, ἀμφότερα τοῦ μετρίου μᾶλλον γενόμενα, κακόν. 
  • 病については、二つのことを旨とせよ。改善せよ、それが無理なら、害をあたえるな。--『流行病について』I,ii. 英語版全訳


ヒポクラテスに誤って帰せられるもの

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  • 自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。依頼されても人を殺す薬を与えない。 同様に婦人を流産させる道具を与えない。--ヒポクラテスの誓い
    • ヒポクラテスおよびその弟子であるコス派よりも後の時代に成立したと考えられている。

外部リンク

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Wikipedia
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