ホラティウス

ローマの抒情詩人

クィントゥス・ホラティウス・フラックス Quintus Horatius Flaccus, 紀元前65年 - 紀元前8年)は古代ローマの詩人。

引用

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Saturae, 1577

「詩について」Ars poetica

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  • 詩は絵のように。
    "ut pictura poesis."
  • 山が産気づいた。お笑い種のネズミが一匹生まれた。
    "parturient montes, nascetur ridiculus mus"
    ギリシアの諺に基づく。アイソポスの童話(イソップ童話)にもとりあげられる。これが日本の戦国時代に伝えられ「大山鳴動鼠一匹」(泰山鳴動鼠一匹)という諺になった。

『頌歌』Odes

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  • 絶望してはならぬ。
    "Nil desperandum..." --Odes I, vii, 27
  • 美しい母から[生まれた]、さらに美しい娘よ。
    "O matre pulchra filia pulchrior" --Odes I, xvi, 1
  • 祖国のために死ぬとは甘美にして名誉あること。
    "Dulce et decorum est pro patria mori." --Odes III, ii, 13
  • 塵と影なのだ、我々は。
    "Pulvis et umbra sumus." --Odes IV, vii, 16

その他

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  • 怒りとは短い狂気。
    "Ira furor brevis est." -- Epistles I,ii,62
  • 征服されたギリシアが征服者を征服した。
    "Graecia capta ferum victorem cepit..."
    • ローマ領となったギリシアの文化がローマを席巻したことをいう。

外部リンク

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Wikipedia
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