佐藤一斎
日本の江戸時代の儒学者
佐藤一斎(さとう いっさい、1772年(安永元年) - 1859年(安政6年))は、日本の武士・岩村藩士、儒学者。諱は担。通称は捨蔵。号は一斎のほか、愛日楼。
言志録
編集- 凡(おおよ)そ事を作(な)すには、須(すべか)らく天に事(つか)うるの心有るを要すべし。人に示すの念有るを要せず。 - 第3条
言志後録
編集- 少(わか)くして学べば 則ち壮にして為すことあり壮にして学べば 則ち老いて衰えず老いて学べば 則ち死して朽ちず - 第60条
- 公私は事に在り 又情に在り 事公にして情私なる者之れ有り 事私にして情公なる者之れ有り 政を為す者 宜しく人情と事理軽重の処を権衡して 以って其の中を民に用ふべし - 第162条
- 火急に文章を作るには、須(すべか)らく必ず先ず案を立て稿を起して、しかる後、徐(おもむろ)に更(あらた)め写すべし。卻(かえ)って是れ成ること速やかにして悞(あやまり)無し。 - 第193条