小林一三
日本の実業家 (1873-1957)
小林一三(1873年~1957年(明治6年~昭和32年))は山梨県出身の実業家、政治家である。阪急阪神東宝グループ創業者。昭和2年、阪急電鉄社長に就任。昭和4年阪急百貨店、昭和7年東京宝塚劇場(のち東宝)を設立。政治家としては、昭和15年商工大臣、昭和20年戦災復興院総裁等を歴任。プロテニスプレイヤーの松岡修造は曾孫、三代目サントリー社長の鳥井信一郎は孫に当たる。
名言、格言
編集- 「すべて八分目、この限度を守ってさえいれば、たとえ成功しても、調子に乗り過ぎて、失敗する憂はない。」
- 「すべて八分目、この限度を守ってさえいれば、たとえ成功しても、調子に乗り過ぎて、失敗する憂はない。他人からそしられるような事がなくて済むと思う。私は、これが世渡りの最も大切な要諦であると信じている」というのが、格言の全文である。
- 「世の中は変わる。非常な勢いで変わってゆくのであるから、どう変わるかを早く見通して、それに適応して行った人間が勝ちである」
- 時代の潮流を把握しうまく生き抜く方法について。
- 「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」
- 「社会生活において成功するには、その道でエキスパートになる事だ。」
- 人としてどうあるべきかについて
- 「サラリーマンに限らず、社会生活において成功するには、その道でエキスパートになる事だ。ある一つの事について、どうしてもその人でなければならないという人間になることだ」というのが、全文である。
- 「出世の道は信用を得ることである」
- 出世のコツについて
- 「第一の条件は正直でなければならぬ。あの人には気を許すことができないと言われるようでは信用は得られぬ。第二の条件は礼儀を知っていることである。粗暴な言辞、荒っぽい動作では、これまた信用を得られない。第3の条件は物事を迅速、正確に処理する能力があるかどうかである。頼まれた仕事を催促されるようでは、やはり信用が得られない」というのが格言全文。
- 「己を捨てて人の為に働くのが却って向上、昇進の近道である」
- 出世のコツについて
参考文献
編集『私の行き方』『私の生活信条』『小林一三全集』 いずれも小林一三著