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木下利玄
日本の明治時代前期~大正時代末期の歌人・教育者・子爵、旧足守藩12代藩主木下利恭の甥(弟の子)
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木下利玄
木下利玄
(1886年1月1日 - 1925年2月15日)
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きのした りげん。日本の歌人・詩人。
作品
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裏まちに うちすてられし 犬の子の なく馨さむき 冬のあめかな
あすなろの 高き梢を 風わたる われは涙の 目をしばたゝく
牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ
街をゆき 子供の傍を 通る時 蜜柑の香せり 冬がまた来る
曼珠沙華 一むら燃えて 秋陽つよし そこ過ぎてゐる しづかなる徑