松平定信
日本の江戸時代の大名、老中、第3代白河藩主
江戸時代の幕臣、政治家。
- 友は其の所長を友とすべし。
- 『花月草紙』より
定信についての引用句
編集- 田や沼や汚れた御世を改めて清らに住める白河の水
- 「田や沼」は田沼意次による賄賂政治を差し、「白河の水」は清廉潔白で知られた白河藩主松平定信への期待をあらわす狂歌
- どこまでもかゆきところに手の届く徳有る君の孫の手なれば
- 「徳有る君の孫の手」は徳川吉宗の孫のことであり、松平定信の事を暗に示している、彼の政治の細かいことに目が届く様を歌っている。
- 世の中に蚊ほどうるさきものは無しぶんぶといふて夜も寝られず
- 「蚊ほど」は「かほど」の意味がこめられ、「ぶんぶ」には文武の意がこめられており、定信の政策がうるさくて夜も寝られないとの意味である。
- 白河の清きに魚の住みかねて元の濁りの田沼恋しき
- 定信の政治があまりにすぎて、元の田沼時代ほうがよいとの句。