源信

平安時代中期の天台宗の僧
恵心僧都源信像
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源信 (天慶5年(942年) - 寛仁元年6月10日(1017年7月6日))

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げんしん。平安時代中期の天台宗の僧侶。恵心僧都(えしんそうず)と尊称される。

帰着されるもの

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『横川法語』

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  • 一切いつさいしゆじやう三惡道さんあくだうをのがれて人間にんげんうまるることおほいなるよろこびなり。はいやしくとも畜生ちくしやうにおとらんや、いへまづしくとも餓鬼がきにはまさるべし、こころおもふことかなはずとも、ごくくるしみにはくらぶべからず。みうきはいとふたよりなり、ひとかずならぬのいやしきはだいをねがふしるべなり、このゆゑに人間にんげんうまるることをよろこぶべし。


  • 妄念まうねんうちよりまをいだしたる念佛ねんぶつにごりにまぬはちすごとくにして、けつぢやうわうじやううたがひあるべからず。妄念まうねんをいとはずして信心しんじんのあさきをなげき、こころざしをふかくしてつねみやうがうとなふべし。


出典

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国訳大蔵経 : 昭和新纂. 宗典部 第1巻』p.485