「釈迢空」の版間の差分

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===出典が明らかなもの===
* 葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
*蜑の子や あかきそびらの盛り肉の、もり膨れつゝ、舟漕ぎにけり
*麦うらしの声 ひさしくなきつげり。ひとつところの、をぐらくなれり
**『海やまのあひだ』1925年
 
*なき人の今日は七日になりぬらむ 遇ふ人もあふ人もみな旅びと
*生きて我還らざらむと うたひつゝ 兵を送りて 家に入りたり
*歳深き山の かそけさ。人をりて、まれにもの言ふ 聲きこえつゝ
**『春のことぶれ』1930年
 
*生きて我還らざらむと うたひつゝ 兵を送りて 家に入りたり
*桜の後(のち)風荒れすぎぬ山なかは 真日ひそけくて、霜崩えの音
**『遠やまひこ』1948年