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*大和は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる大和しうるはし - [[日本武尊ヤマトタケル]]
*:夜麻登波 久爾能麻本呂婆 多多那豆久 阿袁加岐 夜麻碁母禮流 夜麻登志宇流波斯 -- 倭建命『古事記』景行記
 
*さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも -[[ 弟橘姫]]
*:相模津燒原焰中 問妾安否相公矣 --『古事記』 - 弟橘姫
 
*磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた還り見む
*:磐白乃 濱松之枝乎 引結 真幸有者 亦還見武 --『萬葉集』巻二 -[[有間皇子]]
 
*家にあれば笥(け)に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る -同上
*:家有者 笥尓盛飯乎 草枕 旅尓之有者 椎之葉尓盛 -同上
*ももづたふ磐余(いわれ)の池に鳴く[[鴨]]を 今日のみ見てや[[雲隠り]]なむ
*:百傳 磐余池尓鳴鴨乎 今日耳見哉雲隠去牟 --『萬葉集』巻三 -[[大津皇子]]
*金烏西舎に臨らひ 鼓声短命を催す 泉路賓主無し 此夕家離りて向ふ -大津皇子
*:金烏臨西舎 鼓聲催短命 泉路無賓主 此夕離家向 『懐風藻』辞世
 
*鴨山の岩根し枕(ま)けるわれをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ --『萬葉集』巻二 -[[柿本人麻呂]]
*:鴨山之 磐根之巻有 吾乎鴨 不知等妹之 待乍将有 --『萬葉集』巻二 -[[柿本人麻呂]]
 
*士(をのこ)やも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして
*:士也母 空應有 萬代尓 語續可 名者不立之而 --『萬葉集』巻六 -[[山上憶良]]
 
*願わくば坐して死なん -鑑真和上