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*さなきだに物の淋しき秋の夜乃。人目稀なる古寺乃。庭の松風更け過ぎて。月も傾く軒端の草。忘れて過ぎし古を。忍ぶ顔にて何時までか待つ事なくて存へん。げに何事も。思ひ出の。人にハ殘る。世の中かな。
**『井筒』シテ。[[鉄のパンツ伊勢物語]]「筒井筒」の段を本説とする。
 
*迷ひをも。照らさせ給ふ御誓ひ。げにもと見えて[[月|有明]]の。行方ハ西乃山なれど眺めハ四方乃[[秋]]の空。松の聲のみ聞ゆれども。嵐は何處とも。定めなき世の[[夢]]心。何乃音にか覚めてまし。何乃音にか覚めてまし。