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12 行
*秋のけはひ入り立つままに、土御門殿の有様、いはんかたなくをかし。池のわたりの梢ども、遣水のほとりの草むら、おのがじし色づきわたりつつ、おほかたの空もえんなるにもてはやされて、不断の御読経の声々あはれまさりけり。やうやう涼しき風のけはひに、例の絶えせぬ水のおとなひ、夜もすがら聞きまがはさる。 -[[紫式部]]『紫式部日記』
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*:『新古今和歌集』秋上・361。
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*:『新古今和歌集』秋上・362。
*:上記の西行の歌を本歌とする狂歌。▼
*見渡せば[[花]]も[[紅葉|もみぢ]]もなかりけり浦の
*:『新古今和歌集』秋上・363。上二首とともに「三夕の歌」と称される。
*菜もなき膳にあはれはしられけり鴫焼[[茄子]]の秋の夕暮 -[[唐衣橘州]]
*[[山]]深み[[春]]とも知らぬ松の戸に たえだえかかる[[雪]]の玉水 - [[式子内親王]]『新古今和歌集』
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