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*菜もなき膳にあはれはしられけり鴫焼[[茄子]]の秋の夕暮 -[[唐衣橘州]]
*:上の西行の歌を本歌とする狂歌。
 
*[[山]]深み[[春]]とも知らぬ松の戸に たえだえかかる[[雪]]の玉水 - [[式子内親王]]『新古今和歌集』
 
*[[光]]りつつ秋[[空]]高く消えにけり - [[永井隆]]
:: 長崎の原子爆弾を詠んだ短歌。
 
===古今和歌集===
 
*秋来ぬと目にはさやかに見えねども[[風]]の音にぞおどろかれぬる -[[藤原敏行]] 秋上・169
 
*昨日こそ早苗とりしかいつのまに[[稲]]葉そよぎて秋風のふく -よみ人しらず 秋上・172
 
*秋風の吹きにし日より久方のあまのかはらにたゝぬ日はなし -よみ人しらず 秋上・173
 
*[[天の河]]あさせしら浪たどりつゝ渡りはてねばあけぞしにける -[[紀友則]] 秋上・177
 
*  なぬかの夜の暁によめる<br />今はとてわかるゝ時は天の川わたらぬさきに袖ぞひちぬる -[[源宗于]] 秋上・182
 
*  やうかの日よめる<br />けふよりは今こむ年の昨日をぞいつしかとのみまちわたるべき -[[壬生忠岑]] 秋上・183
 
*このまよりもりくる[[月]]のかげ見れば心づくしの秋はきにけり -よみ人しらず 秋上・184
 
*わがためにくる秋にしもあらなくに[[虫]]の音きけばまづぞ悲しき -よみ人しらず 秋上・186
 
*かくばかり惜しと思ふ夜をいたづらに寝であかすらん人さへぞうき -[[凡河内躬恒]] 秋上・190
 
*白雲にはねうちかはし飛ぶ[[雁|かり]]のかずさへ見ゆる秋の夜の月 -よみ人しらず 秋上・191
 
*月見ればちゞにものこそかなしけれわが身ひとつの秋にはあらねど -[[大江千里]] 秋上・193
 
*秋の夜のあくるも知らずなく虫はわがごと物やかなしかるらん -[[藤原敏行]] 秋上・197
 
=== 小倉百人一首 ===