「高市皇子」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
17 行
高市皇子の城上の殯宮の時に、柿本朝臣人麻呂の作る歌一首 并せて短歌
 
*かけまくも ゆゆしきかも言はまくも あやに畏き
明日香の 真神の原に ひさかたの 天つ御門を 畏くも 定めたまひて 神さぶと 磐隠ります
やすみしし 我が大君の きこしめす 背面の国の 真木立つ 不破山超えて
44 行
 
短歌二首
*ひさかたの 天知らしぬる 君ゆゑに 日月も知らず 恋ひわたるかも
*埴安の 池の堤の 隠沼の 行方を知らに 舎人は惑ふ
 
或書の反歌一首
*泣沢の 神社に神酒すゑ 祷祈れども わが大王は 高日知らしぬ
右の一首は、類聚歌林に曰く、檜隈女王、泣澤の神社を怨める歌なり。
日本紀に案るに曰く、十年丙申秋七月辛丑朔庚戌、後皇子尊薨せり。