「ガイウス・ユリウス・カエサル」の版間の差分

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4 行
 
* 全ガリアは三つの部分に分かれる。
*: "{{lang|la|Gallia est omnis divisa in partes tres.}}"
::『ガリア戦記』第1章冒頭。
 
* そのすべてのうちでベルガエ族は最も強壮である。
*: "{{lang|la|De omnis Belgae fortissimi sunt.}}"
::『ガリア戦記』第1章。ベルガエ族は現在のベルギーに住んでいたガリア人の一派。この行はベルガエが現在のフランスに住む同族に比べて、文明から遠ざかっていることを意味する。このことをカエサルは次の行で説明を加えている。
 
== カエサルに帰せられるもの ==
* 来た、見た、勝った。
*: "{{lang|la|Veni, vidi, vici.}}"
::紀元前47年、ファルナケスをゼラの戦いで破った後の元老院への報告。
 
* 賽は投げられた。
*: "{{lang|la|Alea jacta est.}}"
::ガリアと[[ローマ]]の国境である小さな小川のルビコン川を渡った際にギリシア語でいったとされる言葉。元老院の許しなく軍隊を連れ、国境を越えてローマに入ることは、ローマへの侵略ならびに反乱とみなされる行為であった。なおこれはプルタルコス『ポンペイウス伝』60でメナンドロス劇の台詞のギリシア語の引用「賽を投げてしまおう」であるとされるが、『オクシリンコス・パピルス』[[アリストパネス]]の断片673にこの語句があり当時の慣用句であったと推測される。
 
*明日読もう。
*: "{{lang|la|Cras legam.}}"
::暗殺される当日の朝、暗殺計画を警告する文を渡されての言葉。
 
*フィリピで再会しよう。
*: "{{lang|la|Philippis iterum me videbis!}}"
::文字通りには「フィリピで君は僕に会うだろう」。暗殺者である[[マルクス・ユニウス・ブルートゥス]]にいったとされる。フィリピはマケドニアの古代都市。
 
33 行
 
*人は好んで己が欲するものを信じる。
*:"{{lang|la|Libenter homines id, quod volunt, credunt.}}"
 
*私は助言を愛す、しかし助言者を憎む。
41 行
=== カエサルのものとされるが正確さまたは確からしさに欠けるもの ===
* おまえもか、ブルートゥスよ、私の息子よ
:* "{{lang|la|Tu quoque, Brute, fili mi?}}"
::[[ウィリアム・シェイクスピア]]の『ジュリアス・シーザー』では "Et tu, Brute"(ブルータス、おまえもか)。カエサルの最後の言葉とされる。しかし実際にそれが何であったかは不明。スエトニウスによればギリシア語で「{{lang|el|Kai su, teknon?}}(そしてお前、(わが)子よ)」(『ローマ皇帝伝』「神君ユリウス」82)といったという。
 
 
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