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===萬葉集巻第十===
**[[秋]]の野の 尾花が末の 生い靡き 心は妹に 寄りにけるかも
*万葉仮名
*:あきののの おばながすゑの おひなびき こころはいもに よりにけるかも
**:秋野 尾花末 生靡 心妹 依鴨
*現代語
*ひさかたの天の香具山この夕(ゆふべ)霞たなびく春立つらしも -[[柿本人麻呂]]
**[[秋]]の野の 尾花が末の 生い靡き 心は妹に 寄りにけるかも
*:久方之 天芳山 此夕 霞霏 春立下 -- 1812。巻頭歌。
*平文
**あきののの お春されながすゑしだり柳 おひなびき こころとををにも妹いもりにけるかも -[[柿本人麻呂]]
*:春去 為垂柳 十緒 妹心 乗在鴨 -- 1896。「とをを」は「たわわ」と同意。
 
===萬葉集巻第十一===