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'''高浜 虚子'''(たかはま きょし、明治7年(1874年)2月22日 - 昭和34年(1959年)4月8日)は明治~昭和期の俳人、小説家。本名は'''高濱 清'''(たかはま きよし)
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===五百句===
* 春風や 闘志いだきて 丘に立つ▼
* 風が吹く佛来給ふけはひあり 明治28年(1895年)
* 行水の 女に惚れる 鴉かな▼
* 遠山に日の当りたる枯野かな 明治33年(1900年)
* 去年今年 貫く棒の 如きもの▼
* 子規逝くや十七日の月明に 明治35年(1902年)
* 木曽川の 今こそ光れ 渡り鳥▼
* 桐一葉日当りながら落ちにけり 明治39年(1906年)
===五百句時代===
* 草枯れて夕日にさはるものもなし 明治28年(1895年)
* ゆるやかに帆船はひりぬ秋の潮 昭和6年(1931年)
* 叱られて泣きに這入るや雛の間 昭和7年(1932年)
* 戻る子と行く母と逢ふ月見草 昭和8年(1933年)
* 大空をただ見てをりぬ檻の鷲 昭和9年(1934年)
===五百五十句===
* 箱庭の月日あり世の月日なし 昭和13年(1938年)
* 初蝶を夢の如くに見失ふ 昭和14年(1939年)
* 手毬歌かなしきことをうつくしく 昭和14年(1939年)
* 大寒の埃の如く人死ぬる 昭和15年(1940年)
* 寒といふ字に金石の響あり 昭和15年(1940年)
* 鎌倉に實朝忌あり美しき 昭和15年(1940年)
===六百句===
* 大根を水くしやくしやにして洗ふ 昭和16年(1941年)
* 天地の間にほろと時雨かな 昭和17年(1942年)
* 生きてゐるしるしに新茶おくるとか 昭和18年(1943年)
* 蒼海の色尚存す目刺かな 昭和19年(1944年)
* 老犬の我を嗅ぎ去る枯木中 昭和20年(1945年)
===小諸百句===
* 山国の蝶をあらしと思はずや 昭和20年(1945年)
* 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ 昭和21年(1946年)
* まつしぐら炉にとび込みし如くなり 昭和21年(1946年)
===六百五十句===
* 爛々と昼の星見え菌生え 昭和22年(1947年)
* 海女とても陸こそよけれ桃の花 昭和23年(1948年)
* 虚子一人銀河と共に西へ行く 昭和24年(1949年)
* 人生は陳腐なるかな走馬灯 昭和24年(1949年)
===七百五十句===
* ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に 昭和26年(1951年)
* すぐ来いという子規の夢明易き 昭和29年(1954年)
* 冬晴の虚子我ありと思ふのみ 昭和30年(1955年)
* 蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな 昭和31年(1956年)
* 我生の美しき虹皆消えぬ 昭和32年(1957年)
* 門を出る人春光の包み去る 昭和33年(1958年)
* 春の山屍をうめて空しかり 昭和34年(1959年)
== 外部リンク ==
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