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== 引用 ==
===冬の月===
*[[冬]]の夜の澄める月に雪の光りあひたる空こそ、あやしう色なきものの身にしみて、この世の外のことまで思ひ流され、おもしろさもあはれさも残らぬをりなれ。すさまじき例に言ひおきけむ人の心浅さよ --『[[源氏物語]]』(朝顔)
*すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める廿日あまりの空こそ、心ぼそきものなれ --『[[徒然草]]』
*冬枯れの すさまじげなる 山里に 月のすむこそ あはれなりけれ --[[西行]]
=== 出典の明確なもの ===
*熟田津に[[船]]乗りせむと月待てば [[海|潮]]もかなひぬ今は漕ぎ出でな -[[額田王]]
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*うたのさまをもしり ことの心をえたらむ人は [[空|おほぞら]]の月を見るがごとくに、いにしへをあふぎて、いまをこひざらめかも -[[紀貫之]]『古今和歌集』「仮名序」
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*この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることのなしと思へば -- [[藤原道長]]
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