「日本神話」の版間の差分

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:神風の 伊勢の海の 生石に 這ひ廻ろふ 細螺の い這ひ廻り 撃ちてし止まむ
:(伊勢の海の生い立つ石に這い廻っている細螺のように、(敵の周りを這い回って)撃ってしまうぞ。)
 
===倭建命の辞世===
;やまのは くにのまほろば たたなづく あをかき やまこもれる やまとしうるはし
:倭は 國のまほろば たたなづく 青垣 山隱れる 倭しうるはし
:(大和の国は国々の中で最も優れた国だ。重なり合って青々とした垣のように国を囲む山々。(その山々に囲まれた)大和は美しい。)
 
;いのちの またけむひとは たたみこも へぐりのやまの くまかしがはを うずにさせ そのこ
:命の 全けむ人は 疊薦 平群の山の 熊白檮が葉を うずに挿せ その子
:(命の完全な人は、平群の山の熊樫の葉を髪に挿せ(挿して、命を謳歌せよ)、その人々よ)
 
;はしけやし わぎへのかたよ くもゐたちくも
:愛しけやし 我家の方よ 雲居立ち来も
:(ああ。懐かしい我が家の方から、雲がわき上がってくることよ。)
 
;をとめの とのこべに わがおきし つるぎのたち そのたちはや
:嬢子の 床の辺に 我が置きし 劔の大刀 その大刀はや
:(少女(妻の美夜受比賣)の床の側に、私が置いてきた太刀。ああ、あの太刀よ。)