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[[w:奈良県|奈良県]]および奈良県内の地名に関する引用句。'''大和'''とも呼ばれる。古くは。784年(延暦3年)長岡京遷都まで都が置かれていた。
 
== 奈良県/大和国 ==
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== 奈良県内の地名 ==
=== 奈良/南都 ===
*あまのはらふりさけみれば[[春日]]なる三笠の山に出でし[[月]]かも --[[阿倍仲麻呂]]
*いにしへの奈良の都の八重[[桜]]けふ九重ににほひぬるかな -- [[伊勢大輔]]
 
*青丹よし寧楽の京師は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり --[[小野老]]『万葉集』巻三(328)
*[[柿]]食へば鐘が鳴るなり法隆寺-[[正岡子規]]
*:大宰少弐在任時大宰府での作。実景歌ではない。
 
*春日野はけふはなやきそわか草のつまもこもれり我もこもれり--よみ人知らず『古今和歌集』巻一 春歌上 (17)
*あまのはらふりさけみれば[[春日]]なる三笠の山に出でし[[月]]かも -[[阿倍仲麻呂]]
*:『伊勢物語』に類歌あり、初句「武蔵野は」とする。
 
*いにしへの奈良の都の八重[[桜]]けふ九重ににほひぬるかな -- [[伊勢大輔]]
 
*[[柿]]食へば鐘が鳴るなり法隆寺 --[[正岡子規]]
 
*[[菊]]の香や[[奈良]]には古き[[仏]]たち-[[松尾芭蕉]]
 
=== 吉野 ===
*春[[霞]]たてるやいづこみ吉野の吉野の山に降れる白雪 --よみ人知らず『古今和歌集』巻一 春歌上 (3)
*よしの山こぞのしをりの道かへてまだ見ぬかたの[[花]]をたづねん - [[西行]]
 
*[[朝]]ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 -- [[坂上是則]]
*[[花]]は[[桜|桜木]]、人は武士、柱は檜、魚は[[鯛]]、小袖は[[紅葉|もみぢ]]、花はみよしの - 竹田出雲ら『仮名手本忠臣蔵』
*:『古今和歌集』巻六 冬 (332)。[[藤原定家]]の『小倉百人一首』にも収録。
 
*春立つといふばかりにやみ吉野の山もかすみてけさは見ゆらん --[[壬生忠岑]]
*[[朝]]ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 - [[坂上是則]]
*:『新古今拾遺和歌集』
*:『古今和歌集』。[[藤原定家]]の『小倉百人一首』にも収録。
 
*いくとせの[[春]]に心をつくし来ぬあはれと思へみ吉野の花 -- [[藤原俊成]]
* み吉野の山の秋風さ夜ふけて[[ふるさと]]寒く衣うつなり - [[藤原雅経]]
 
* み吉野の山の秋風さ夜ふけて[[ふるさと]]寒く衣うつなり -- [[藤原雅経]]
*:『新古今和歌集』
*:[[藤原定家]]の『小倉百人一首』にも収録。
 
*よしの山こぞのしをりの道かへてまだ見ぬかたの[[花]]をたづねん - [[西行]]
*いくとせの[[春]]に心をつくし来ぬあはれと思へみ吉野の花 - [[藤原俊成]]
 
*:『新古今和歌集』
*[[花]]は[[桜|桜木]]、人は武士、柱は檜、魚は[[鯛]]、小袖は[[紅葉|もみぢ]]、花はみよしの - 竹田出雲ら『仮名手本忠臣蔵』
 
*吉野のヨ
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=== 竜田川 ===
 
*ちはやぶる神世もきかず龍田河唐紅に[[水]]くくるとは --[[在原業平]]
:*:『古今和歌集』。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。
 
=== 三輪竜田山 ===
 
*わたの底沖つ白波竜田山いつか越えなむ妹があたり見む --『万葉集』巻一(83)
 
*風吹けば沖つ白波たつた山夜半にや君が一人越ゆらむ --よみ人知らず
*:『古今和歌集』巻十八 雑歌下(994)。『伊勢物語』二三段。
 
=== 三輪山・大神神社 ===
 
*三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなも隠さふべしや --[[額田王]]『万葉集』巻一(18)
 
*我が庵は三輪の山もと恋しくはとぶらひ来ませ杉立てる門 --よみ人知らず
*:『古今和歌集』巻十八 雑歌下(997)
*::中世歌論書にある伝承では三輪大神の歌とする。
 
*みわの山いかに待ち見む年ふともたづぬる人もあらじと思へば --[[伊勢 (歌人)|伊勢]]
*:『古今和歌集』巻十五 恋歌五(780)
 
*三山をしかもかくすか春霞人にられぬ花やさくらむ --[[紀貫之]]
=== 三輪山 ===
*:『古今和歌集』巻二 春歌下(94)
 
*杉の御社はしるしやあらんとをかし --[[清少納言]]『枕草子』「社は」
*みわの山いかに待ち見む年ふともたづぬる人もあらじと思へば -[[伊勢 (歌人)|伊勢]]
 
*降る雪に杉の青葉もうづもれてしるしもみえず三輪の山もと --[[摂津]]
*三わ山をしかもかくすか春霞人にしられぬ花やさくらむ -[[紀貫之]]
*:『金葉和歌集』巻四 冬(285)
 
[[category:都道府県の引用集|ならけん]]