「源氏物語」の版間の差分

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ひとつふたつ
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*さても、この「源氏」作り出でたることこそ、思へど思へど、この世一つならずめづらかにおぼほゆれ。まことに、仏に申し請ひたりける験にやとこそおぼゆれ。–『無名草子』
*紫式部歌よみの程よりも、物書く事は殊勝の上、花宴巻は殊に艶なるものなり。源氏見ざる歌よみは遺恨のことなり。 – [[藤原俊成]](六百番歌合判詞)
 
==源氏物語からの引用==
巻別の記事があるものはそちらを参照。
 
*「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちの籠めたりつるものを」--「若紫」
 
*いと若うをかしげなる声の、なべての人とは聞こえぬ、「朧月夜に似るものぞなき」とうち誦じて、こなたざまには来るものか。いとうれしくて、ふと袖をとらへたまふ。--「花宴」
*:「朧月夜に……」は[[大江千里]]の和歌を一部変えて引用したもの。
 
*須磨には、いとど心尽しの秋風に、海は少し遠けれど、[[在原行平|行平の中納言]]の、関吹き越ゆると言ひけむ浦波、夜々はげにいと近く聞こえて、またなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。--「須磨」
 
 
==五十四帖==