「孔子」の版間の差分

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孔子とは、紀元前5世紀頃の中国の思想家。
 
=== 『[[w:論語|論語]]』 ===
宿題に利用しようたって無駄だ
 
==== 学而篇 ====
* 学びて時にこれを習ふ、亦説ばしからずや。朋遠方より来たる有り、亦楽しからずや。人知らずして愠(うら)みず、亦君子ならずや。
*: 學而時習之 不亦<font lang="zh">說</font>乎 有朋自遠方來 不亦樂乎 人不知而不慍 不亦君子乎
 
* 巧言令色、鮮(すく)なし仁。
*: 巧言令色 鮮矣仁
::陽貨篇にも同じ句がある。
 
*有子曰く、礼をこれ用うるには、和を貴しとなす、と。
*:有子曰 禮之用和爲貴
::[[聖徳太子]]の「憲法十七條」第1条「以和爲貴(和を以って貴しとなす)」(出典『日本書紀』)の引用元ではあるが、有子の言であり、孔子の言ではない。
 
* 子曰く、人の己を知らざるを患えず、己の人を知らざるを患えん。
*: 子曰 不患人之不己知 患己不知人也
::人が私のことを知らないということなどは気にせず、私自身が人のことを知らないということを気にしなさい。
 
* 己に如かざる者を友とするなかれ
*: 無友不如己者
 
* 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ
*: 過則勿憚改
 
* 夫子は温、良、恭、倹、譲。
*: 夫子溫,良,恭,儉
 
==== 為政篇 ====
* 吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。七十にして心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず。
*: 吾十有五而志於學 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順 七十而從心所欲 不踰矩
 
* 故きを温(たず)ねて新しきを知る、もて[[師]]となるべし。
*:<font lang="zh">溫</font>故而知新 可以爲師矣
::冒頭四字をとって「温故知新」とも。古訓には「故きを温(あたた)めて」とする。
 
* 君子は器ならず。
*:君子不器
 
* 子貢君子を問ふ。子の曰く、まずその言を行ひ、而(しか)して後にこれに従ふ、と。
*:子貢問君子 子曰 先行其言 而後從之
 
* 君子は周して比せず、小人は比して周せず。
*:君子周而不比 小人比而不周
 
* 学びて思はざればすなはち罔(くら)し、思ひて学ばざればすなはち殆(あやう)し。
*:學而不思則罔 思而不學則殆
::勉強しただけで考えることをしないと、ものごとにくらくなり、考えただけで体系的な勉強をしないと、独断に陥ってしまう。
 
*子曰く、由や、女に誨うるにこれを知るや。これを知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなせ。これ知れるなり。
*:子曰 由 誨女知之乎 知之爲知之 不知爲不知 是知也
 
==== 里仁篇 ====
*子曰く、賢を見てはひとしからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる、と。
*:子曰 見賢思齊焉 見不賢而内自省也
 
==== 公冶長篇 ====
* 道行われず、桴(いかだ)に乗りて海に浮ばん。
*:道不行 乘桴浮于海
::この国で道が行なわれないようなら、いっそ海に出てしまおうか (その向こうの東夷の地に行ってしまおうか)。
 
* 朽ち木は雕るべからず。糞土の牆は朽るべからず。
*:朽木不可雕也,糞土之牆,不可杇也
::朽木は柱にすることが出来ない。糞土で作った塀は塗ることが出来ない。
::人の曲がった性根は繕うことが出来ないという意味。四字熟語「朽木糞牆」の元となった。ただし近代の文献学的研究には、この章句を後代の付加であるとする意見がある。
 
==== 雍也篇 ====
* 民の義を務め、鬼神を敬して之を遠ざくは、知と謂ふべし。仁者は難を先にして獲るを後にするは、仁と謂ふべし。
*: 務民之義 敬鬼神而遠之 可謂知矣 仁者先難而後獲 可謂仁矣
 
* 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。
*: 知者樂水 仁者樂山 知者動 仁者靜 知者樂 仁者壽
 
* 難きを先にして獲を後にす
*: 先難而後獲
 
* 己達せんと欲すれば人を達せしむ
*: 夫仁者,己欲立而立人,己欲達而達人
 
==== 述而篇 ====
* 述べて作らず、信じて古を好む。
*: 述而不作 信而好古
 
* 不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲の如し。
*: 不義而富且貴,於我如浮雲
 
==== 子罕篇 ====
*後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。
*:後生可畏 焉知來者之不如今也
::自分より年少のものがいつ自分を追い越すかわからない。つまり若いからといって侮ってはならない。
 
==== 陽貨篇 ====
* 性相近きなり、習い相遠きなり。
*:性相近也 習相遠也
::人間は先天的なものの差は小さいが、その後の教育においてその差が生じる。
 
* ただ女子と小人は、養ひがたきとなす。
*:唯女子與小人 爲難養也
 
* 鶏(にわとり)を割(さ)くに、焉(いず)くんぞ牛刀(ぎゅうとう)を用(もち)いん。
*: 割雞焉用牛刀
 
==== 先進篇 ====
*顔淵死す。子曰く、噫、天は予を喪ぼせり、天は予を喪ぼせり。
*:顔淵死 子曰 噫 天喪予 天喪予
 
*未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。
*:未知生、焉知死
 
*過ぎたるはなほ及ばざるがごとし。
*:過猶不及
 
==== 子路篇 ====
*子曰く、君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。
*:子曰 君子和而不同 小人同而不和
 
== 『孔叢子』 ==