「高浜虚子」の版間の差分
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== 作品 ==
===五百句===
* [[風]]が吹く佛来給ふけはひあり 明治28年(1895年)
* 遠山に[[日]]の当りたる枯野かな 明治33年(1900年)
* [[正岡子規|子規]]逝くや十七日の月明に 明治35年(1902年)
* [[行水]]の女に惚れる[[鴉]]かな 明治38年(1905年)
* [[桐]]一葉日当りながら落ちにけり 明治39年(1906年)
* [[春風]]や闘志いだきて丘に立つ 大正2年(1913年)
* [[木曽川]]の今こそ光れ[[渡り鳥]] 大正5年(1916年)
===五百句時代===
* [[草]]枯れて[[夕日]]にさはるものもなし 明治28年(1895年)
* ゆるやかに帆船はひりぬ[[秋]]の潮 昭和6年(1931年)
* 叱られて泣きに這入るや雛の間 昭和7年(1932年)
* 戻る子と行く母と逢ふ[[月見草]] 昭和8年(1933年)
* [[空|大空]]をただ見てをりぬ檻の[[鷲]] 昭和9年(1934年)
===五百五十句===
* 箱庭の月日あり世の月日なし 昭和13年(1938年)
* 初[[蝶]]を夢の如くに見失ふ 昭和14年(1939年)
* [[手毬歌]]かなしきことをうつくしく 昭和14年(1939年)
* 大寒の埃の如く人死ぬる 昭和15年(1940年)
* 寒といふ字に金石の響あり 昭和15年(1940年)
* [[鎌倉]]に實朝忌あり美しき 昭和15年(1940年)
===六百句===
* [[大根]]を水くしやくしやにして洗ふ 昭和16年(1941年)
* 天地の間にほろと[[時雨]]かな 昭和17年(1942年)
* 生きてゐるしるしに新茶おくるとか 昭和18年(1943年)
* 蒼海の色尚存す目刺かな 昭和19年(1944年)
* 老[[犬]]の我を嗅ぎ去る枯木中 昭和20年(1945年)
===小諸百句===
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