「薄田泣菫」の版間の差分

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Aphaia (トーク | 投稿記録)
すすきだ きゅううん (d. 1945), 著作権法51条2により著作権消滅/ルビは初版本より一部を採用、当用漢字表等にあり現代の読者に自明と思われる読みは再録していない。
 
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「待ごころ」三曲の有名な曲(の詞)らしい 全集には収録されているようだがネットでは初出年がわからなかった 花野より転写 orig. oldid=20950, 咲宮薫
11 行
===「望郷の歌」===
*わが{{ruby|故郷|ふるさと}}は、日の光蝉の小河にうはぬるみ、<br/>{{ruby|在木|ありき}}の枝に色鳥の{{ruby|咏|なが}}声する日ながさを、<br/>物詣する{{ruby|都女|みやこめ}}の歩みものうき彼岸会や、<br/>桂をとめは河しもに梁誇りする鮎汲みて、<br/>{{ruby|小網|おで}}の雫に{{ruby|清酒|きよみき}}の香をか嗅ぐらむ{{ruby|春|はる}}日なか、<br/>櫂の{{ruby|音|と}}ゆるに漕ぎかへる山桜{{ruby|会|ゑ}}の若人が、<br/>瑞木のかげの恋語り,壬生狂言の歌舞伎子が<br/>技の手振の{{ruby|戯|ざれ}}ばみに、笑み広ごりて興じ合う<br/>かなたへ、君といざかへらまし。
 
==その他==
*こよひ花野の夕づくよ<br />君待ちくらす心地して<br />月映(つきばえ)あかり面(おも)はゆき<br />すゞろ心の胸のときめき。--[[薄田泣菫]]「待ごころ」
 
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