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10 行
*おもふどち春の山辺にうちむれてそこともいはぬ旅寝してしか
 
*ちるとみてあるべきものを[[]]の花うたてにほひの袖にとまれる
 
*見てのみや人にかたらむ[[桜|さくら花]]てごとにをりて家づとにせむ
 
*みわたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける
 
*いそのかみふるき[[京|みやこ]]の{{ruby|[[時鳥|郭公]]|ほととぎす}}こゑばかりこそ昔なりけれ
**「いそのかみ」は現在の天理市。古名を布留といい、枕詞である。「みやこ」は安康天皇および仁賢天皇の宮殿を指す。
 
25 行
*我のみやあはれとおもはむきりぎりすなく夕かげのやまとなでしこ
 
*ぬれてほす山ぢの[[]]のつゆのまにいつか千とせを我はへにけむ
**詞書に「仙宮に菊をわけて人のいたれるかたをよめる」。屏風に添える歌である。
 
*今こむといひしばかりに長月のありあけの[[]]をまちいでつるかな
**『小倉百人一首』に採られる。本歌は[[遍照]]の項を参照。
 
*たむけにはつづりの袖もきるべきに[[紅葉|もみぢ]]にあける神やかへさむ
**詞書に「朱雀院の奈良におはしましたりける時に、たむけ山にてよみける」。[[菅原道真]]の『小倉百人一首』採録歌「このたびは」と同じときの歌。