「ヨーゼフ・ゲッベルス」の版間の差分

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'''憂国・政府批判'''
*「[[w:グスタフ・シュトレーゼマン|シュトレーゼマン]](当時の外相)が[[w:ロカルノ会議|ロカルノ会議]]に出かける。西欧列強にドイツを売り飛ばすつもりだ。たらふく食ってるデブの豚め![[w:カール・ゼーフェリンク|ゼーフェリンク]](同、内相)は、[[w:プロイセン州|プロイセン]]でヒトラーが演説するのを禁止している。『ヒトラーは外国人』などと言って、ヒトラーを国外追放にすると脅している。[[w:ドイツ社会民主党|社民党]]の卑怯者、悪党!しかも連中は共和国の良心の自由を大声で叫ぶ!お上品な観念的たわごと!間もなく僕らは牢獄に入れられるだろう。だが気にすることはない。『ジタバタするな!だが旗を手放すな!』」(1925年10月2日付の日記)<ref name="西城信訳ゲッベルスの日記番町書房37">西城信訳『ゲッベルスの日記』(番町書房)37ページ</ref>
*「[[w:ロカルノ条約|ロカルノ条約]]が発表された。ひどいものだ。ドイツの政治家がどうしてこんな屈辱的な条約を受け入れられるんだ!?!? シュトレーゼマンは全くの悪党だ。条約は受け入れられなければならない。資本家が望むからだ。現在のドイツで発言権があるのは資本家だけだ。かつて[[w:ヴァルター・ラーテナウ|ラーテナウ]]は世界そのものが私的な一大資本合同だと言った。今それが姿を現したのだ。」(1925年10月21日付の日記)<ref name="西城信訳ゲッベルスの日記番町書房40">西城信訳『ゲッベルスの日記』(番町書房)40ページ</ref>
*「僕らの闘争は絶望的だと思いたくなる時がある。考えてもみろ。ドイツの『民族的』分子というのがあんな出来そこない共なんだ。僕らは[[w:資本主義|資本主義]]に雇われて[[w:ソビエト連邦|ロシア]]と戦うことになる。なるべくサボれ。僕らは売られたんだ。結局、資本主義の奴隷となって生きるよりも[[w:ボルシェヴィズム|ボルシェヴィズム]]の側に立って敗れた方がいい。」(1925年10月23日付日記)<ref name="西城信訳ゲッベルスの日記番町書房42">西城信訳『ゲッベルスの日記』(番町書房)42ページ</ref>。
*「なんという民族だ!自らをズタズタに切り裂いて、民族の最後の痕跡まで消してしまうのか。これが別民族であれば、大衆は拳を振り上げ、抗議のために立ち上がるだろうに。哀れなドイツ!恥知らず!ならず者!ユダヤ人が我々を評価する通りだ!」(1928年の日記)<ref name="ヒトラーの共犯者上46">『ヒトラーの共犯者 上』46ページ</ref>
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*「ホテルへ行こう。そこからなら、空が血の色に染まるのが見える。[[w:シナゴーグ|シナゴーグ]]が燃えている。(中略)私がホテルに入った時、ガラス窓が音を立てて砕け散った。ブラボー、ブラボー。大きな古いほったて小屋のようにシナゴーグが燃える。ドイツの財産は無事だ。」([[w:水晶の夜|水晶の夜]]事件の際の日記の記述)<ref name="ヒトラーの共犯者上63">『ヒトラーの共犯者 上』63ページ</ref>
*「[[w:ゲットー|ゲットー]](ユダヤ人隔離地域)を走った。車を降りて全てを詳しく観察する。表現のしようがない。こいつらはもはや人間ではない。動物だ。したがって、人道上の問題ではなく、外科医の問題なのだ。ここは切断しなければならない。しかも極めて過激にだ。」(ゲットー視察について。日記の記述)<ref name="ヒトラーの共犯者上65">『ヒトラーの共犯者 上』65ページ</ref>
*「ユダヤ人は全体的に見て、60%を抹殺しなければならない。残り40%を労働に使用すればよいといえるだろう。全ウィーン大管区指導者(=[[w:オディロ・グロボクニク|オディロ・グロボクニク]])は、この作戦を実行するにあたっては、かなり慎重に、あまり人目を引かないような措置を取った。ユダヤ人に裁きが下ったのだ。それは確かに残忍な物ではあるが、奴らには当然の報いだ。」(ユダヤ人の絶滅収容所への移送について。日記の記述)<ref name="ヒトラーの共犯者上71">『ヒトラーの共犯者 上』71ページ</ref>
*「ユダヤ人を絶滅させることが我々の目標である。この戦争に勝とうが負けようが、この目標だけは達成されねばならない。ドイツ軍が後退を余儀なくされようとその途中に、この世界に残っているユダヤ人を殲滅する。」(1944年以前)<ref name="ヒトラーの共犯者上46">『ヒトラーの共犯者 上』46ページ</ref>
'''プロパガンダについて'''
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'''資本主義について'''
* 諸君はみんな、資本と資本主義とを混同しているのだぞ。資本主義は資本の濫用なのだ。資本を打倒せよ? そうじゃない、資本主義を打倒せよ、だ!<ref name="池田浩士訳ドイツ・ナチズム文学集成《1》ドイツの運命ミヒャエル―日記が語るあるドイツ的運命柏書房31">池田浩士訳『ドイツ・ナチズム文学集成《1》ドイツの運命』[[w:ミヒャエル (小説)|ミヒャエル]]―日記が語るあるドイツ的運命(柏書房)31ページ</ref>
 
'''人種について'''