「テンプレート:管理者」の版間の差分

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Aphaia (トーク | 投稿記録)
竹麦魚さんの助言をいれて加筆。
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*'''管理者と一利用者であることのバランスを保つ''':「[[#一般の参加者とどう違うのか]]で述べたように、管理者は、管理権限の行使をするとき以外は一般の利用者と同じです。執筆に際して、執筆と運営の双方に渡る議論に際して、管理者であることは特別な地位を与えるものではありません。管理者であることを不当に利用しないようにすることが管理者には不可欠です。
:ただし、管理者がある種の「地位」であり、管理者が特別な存在だと誤解する人は少なくありません。とくにウィキクォートのコミュニティにまだなじんでいない人にはそうした傾向がしばしば認められます。 また管理者権限が関わる場面では、他のユーザが強く彼我の違いを意識することもありえます。他のユーザと対話する際に、自分の言動が不当に強圧的だったり、管理者権限を利用した押し付けがましいものになっていないかどうか、少し時間をおいて読み返してみるのはよい習慣です。
 
*'''果断さと説明責任''':従って管理者に独断専行が許されているということはありません。ですが管理権限の行使において、ウィキクォートの管理者はそのつど、必要な措置をするべきであり、その際には方針が想定していない事態への対応も含まるでしょう。そのような場合には、常識に従って行動し、後でコミュニティに対して、通常よりもさらにていねいに、そのときの状況、行った措置、その判断の根拠などを説明することが望まれます。
:このような入念な報告は将来の方針の策定に役立ち、またコミュニティがその行動を理解し、信頼関係を維持することに役立ちます。
 
*'''自分にできることをする''':そして、ここまで述べたことはもっぱら管理者の意識のあり方に焦点を当てたものでてきましたが、こうしたことの前提には、管理権限の行使が適正に、正しい判断に基づいてなされることが想定されています。管理権限の適切な行使には、慎重な判断と冷静さや注意深さを保つことももまた必要となります。
:管理者もまた人間であり、容易に過ちます。しかし重大なミスを犯しても自分が誤りうる存在であることに居直るなら、その人はコミュニティの信頼をいつか失うでしょう。一方些細なミスをいつまでも繰り返す管理者も、たとえ悪意がまったくなかったとしもて、いつかはコミュニティにとって重荷になるかもしれません。それで、できるだけ間違いを犯さないようにする、あるいは努力することが望まれます。
:そのための確実な基礎となるのは、自分ができることを確実にするということです。これもまた、コミュニティからの信頼を保つために不可欠なことのひとつです。
 
*'''模範的利用者''':さらに進んで、管理者は「よい利用者」としていわば模範的な存在であることが望ましいと考える人が多くいます。これはすばらしい目標ではありますが、個々の利用者の信念に属する問題であり、他の利用者の模範であることは管理者としての義務ではありません。
:もちろんこのことは多くの管理者が自分の目標をここにおいているということとは矛盾しません。よい利用者であるように、できるだけ高い目標を持ち続け、よい利用者であるように努めるというのは、管理者であるなしにかかわらず、誰にとっても、すばらしいこと目標です。
 
結局のところ、管理者はコミュニティのなかで特別な権限をもってはいますが、特別な権利や地位を持っている「特別な存在」や、一般の利用者とかけ離れた「偉い人」ではなく、たんに多くの人に信頼されている利用者のうちで管理者権限を託されている人というに過ぎません。このことを自覚し、その上で自分なりに工夫していくことが個々の管理者には望まれています。