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[[w:涙|'''涙''']](なみだ)に関する引用、慣用句、諺。'''泪'''とも。
== 出典が明らかなもの ==
* 吾妹子が植ゑし[[梅]]の木見るごとに[[心]]むせつつ涙むせ来る - [[大伴旅人]]『万葉集』
* 墨染の君にがたもとは[[雲]]ならや絶えず涙の[[雨]]とのみふる - [[壬生忠岑]]『古今和歌集』
* [[昔]]思ふ草の庵の[[夜]]の雨に涙なそへそ山[[時鳥|ほととぎす]] - [[藤原俊成]]『新古今和歌集』
* 行く[[春]]や[[鳥]]啼き[[魚]]の目は泪 --[[松尾芭蕉]]『おくのほそ道』
* 二人が中に降る涙、[[川]]の水嵩《みかさ》も増さるべし。--[[近松門左衛門]]『曽根崎心中』「道行の段」
** 「川」には二人が入水する淀川と、恋人の間を裂くという天の川の二つが掛けられている。
* 涙は究極の[[微笑]]である。 - [[スタンダール]]『愛について』
** Les larmes sont l'extrême sourire.
* 噫、われひとゝ尋めゆきて、</br>涙さしぐみ、かへりきぬ。--カール・ブッセ「山のあなた」[[上田敏]]訳。
** [[幸福]]の項も参照。
* 私には、[[血]]、[[労働|労苦]]、涙、そして[[汗]]以外に何も差し出すものはない。 - [[ウィンストン・チャーチル]]、首相就任演説
** I have nothing to offer but blood, toil, tears, and sweat.
== 帰せられるもの ==
* 夜もすがら契りしことを忘れずは[[恋]]ひむ涙の色ぞゆかしき - [[藤原定子]][[辞世の句]]
* なげけとて[[月]]やは物を思はするかこち顔なるわが涙かな - [[西行]]
* [[五月雨]]は[[露]]か涙か[[時鳥|不如帰]]我が[[名]]をあげよ雲の上まで - [[足利義輝]]辞世の句
== 諺と慣用句 ==
* [[雀]]の涙 - 日本の慣用句
== 関連記事と外部リンク ==
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* 関連語:[[悲しみ]]・[[嘆き]]・[[慟哭]]・[[泣く]]
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