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* 朝鮮人の採用問題に付ては募集の項でも一寸述べたのであるが、大体に於て内地人との融和困難や素質能率の劣悪などから不況に入ってからは不採用に傾いた -- 協調会『最近の社会運動』 (1929年)
 
* 以前は外国から設備を仰いでゐたが、次第にまったく日本製のみになりつゝある。機械的な合理化は極度にまで実行されてゐる。私のみたのでは少女たちが普通織機を八台又は自動織機を二十台乃至四十台も受持ってゐた。ある作業室ではほとんど労働者はゐないかのやうにみえた。このやうなことは、生産費や出の可能性などの中で労働条件の占める役割を考察する場合に、忘れてはならぬことである。 -- フェルナン・モーレット(国際労働局次長)『日本の産業的発展の社会的形相 (SOCIAL ASPECTS OF INDUSTRIAL DEVELOPMENT IN JAPAN)』 (1935年)
** The equipment, which formerly came from abroad, is tending to become exclusively Japanese. Mechanical rationalisation is carried to the extreme. I saw girls supervising eight ordinary looms or from thirty to forty automatic looms. Some workshops appeared to be almost empty of workers. This consideration should not be neglected when the part played by conditions of work in cost prices and export possibilities is being considered.
* 日本の輸出貿易が広大されるにつれて労働条件は低下せられずして、却って改良せられたか若くは改良される傾向を示している、と言ひ得るであらう。もちろん、産業史上かゝる現象の看取せられるのは日本を以て嚆矢とするわけではない。おそらくこれこそは社会法則の現はれであらう。 -- フェルナン・モーレット(国際労働局次長)『日本の産業的発展の社会的形相 (SOCIAL ASPECTS OF INDUSTRIAL DEVELOPMENT IN JAPAN)』 (1935年)