「清少納言」の版間の差分
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[[秋]]は、夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、[[烏]]の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて[[雁]]などの連ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、[[風]]の[[音]]、[[虫]]の音など、はたいふべきにあらず。
[[冬]]は、つとめて。[[雪]]の降りたるはいふべきにもあらず。[[霜]]のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、
:(現代語訳)
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