===計篇===<!-- 第一篇 -->
*''兵者國之とは国の大事也''なり。
*:兵とは国の者國之大事なり也。
===謀攻篇===<!-- 第三篇 -->
*''百戰戦百勝、非は善之の善者也なるものに非ざるなり、不戰而屈戦わずして人之の兵、を屈するは善之の善なる者也''なり。
*:百戦戰百勝は、非善の之善なるものに非ざるなり者也、戦わずして不戰而屈人の之兵を屈するは、善の之善なる者なり也。
*:彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
===虚実篇===
*''善戰く戦うところの者は、致人而不を致於して人''に致されず。
*:善く戦うところの戰者は、人を致して人に而不致されず於人。
===軍争篇===<!-- 第七篇 -->
*''其の疾如きこと風の如く、其の徐如かなること林の如く、侵掠如すること火の如く、不動如かざること山の如く、難知如り難きこと陰の如く、動如くこと雷震''の如し。
*: 其の疾きこと風の如く風、其の徐かなること林の如く林、侵掠すること火の如く火、不動かざること山の如く山、知り難きこと陰の知如く陰、動くこと如雷震の如し。
===九地篇===
*''始如めは処女の如く、敵人開戸を開くや、後如は脱兎の如く、敵不及は拒''ぐに及ばず。
*: 始めは如処女の如く、敵人戸を開くや戸、後は如脱兎の如く、敵は拒ぐに不及ばず拒。
===火攻篇===
*'' 怒可復りはまた喜也ぶべく、慍可復りはまた悦也ぶべきも、亡國不可以復国はもってまた存すべからず、死者不可以復はもってまた生くべからず。
*: 怒りはまた可復喜ぶべく也、慍りはまた可復悦ぶべきも也、亡国はもってまた國不可以復存すべからず、死者はもってまた不可以復生くべからず。
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