「額田王」の版間の差分

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ぬかだのおおきみ。[[w:斉明天皇|斉明]]朝から[[持統天皇|持統朝]]の、代表的な万葉歌人。大海人皇子(のちの[[天武天皇]])の妃であったが、のちに[[天智天皇]]の妃になる。
*熟田津に[[船]]乗りせむと[[月]]待てば [[海|潮]]もかなひぬ今は漕ぎ出でな --『万葉集』巻の一
:熱田津爾船乘世武登月待者 潮毛可奈比沼今者許藝乞菜 --『萬葉集』巻の一
*:熟田津は現在の道後温泉。当時は海港であった。
 
*あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る --『万葉集』巻の一
:茜草指武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流--『萬葉集』巻の一
*君待つとわが[[恋|恋ひ]]をればわが屋戸の すだれ動かし[[秋]]の風吹く --『万葉集』巻の四
:君待登 吾戀居者 我屋戸之 簾動之 秋風吹 --『萬葉集』巻の四