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=== 秋浦歌 其十五 ===
白髮三千丈
 
*[[老い|白髮]] 三千丈/愁ひに縁りて かくのごとく長し</br>知らず 明鏡の裏/何れの処にか 秋霜を得る
縁愁似箇長
:白髮三千丈
 
:縁愁似箇長
:不知明鏡裏
 
:何處得秋霜
 
=== 早發白帝城 ===
朝辭白帝彩雲間
 
*朝に白帝を辞す 彩雲の間/千里の江陵 一日にして還る</br>両岸の猿声 啼いて住(や)まざるに/軽舟已に過ぐ 万重の山
千里江陵一日還
:朝辭白帝彩雲間
:千里江陵一日還
:兩岸猿聲啼不住
:輕舟已過萬重山
 
=== 黄鶴樓送孟浩然之廣陵 ===
兩岸猿聲啼不住
 
*[[友情|故人]]西のかた 黄鶴楼を辞し/烟花三月 揚州に下る</br>孤帆の遠影 碧空に尽き/唯見る 長江の天際に流るるを
輕舟已過萬重山
:故人西辭黄鶴樓
 
:煙花三月下揚州
=== 黄鶴樓送孟浩然之廣陵 ===
:孤帆遠影碧空盡
故人西辭黄鶴樓
:惟見長江天際流
 
煙花三月下揚州
 
=== 山中與幽人対酌 ===
孤帆遠影碧空盡
 
*両人[[酒|対酌]]すれば 山花開く/一杯一杯 復一杯</br>我酔うて眠らんと欲す 卿はしばらく去れ/明朝意あらば [[琴]]を抱いて来れ
惟見長江天際流
:両人対酌山花開
:一杯一杯復一杯
:我酔欲眠卿且去
:明朝有意抱琴来
 
[[Category:詩人|り はく]]