「吉田兼好」の版間の差分

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*化野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ちさらでのみ住み果つる習ひならば、いかに物の哀れもなからむ。世は定めなきこそいみじけれ。(七段)
 
*ひとり燈火のもとに[[書物|文]]をひろげて、見ぬ世の人を友とするこそ、こよなう慰むわざなれ。文は文選のあはれなる卷々、[[白居易|白氏]]文集、[[老子]]のことば、[[荘子|南華の篇]]。このの博士どもの書けるものも、いにしへのは、あはれなる事多かり。(十三段)
 
*[[和歌]]こそなほをかしきものなれ。(十四段)