「壬生忠岑」の版間の差分

*[[有明]]のつれなく見えし別れより[[暁]]あかつきばかり憂きものはなし　　

*すみぞえ墨染のきみ君にがたもとは[[雲]]ならや 絶えず[[涙]]の[[雨]]とのみふる

*[[春]]来きぬと人は言へども鶯の 鳴なかぬかぎりはあらじとぞ思ふ

*暮くるるかとみれば明あけぬる夏の夜を 飽あかずとや鳴なく山[[時鳥]]郭公

*山田守もる[[秋]]の仮庵かりほに置おく露は 稲負鳥（いなおほせとどり）の涙なりけり

*千鳥鳴く佐保の川霧 たちぬらし 山の木の葉も色増まさりゆく　--　巻七賀歌　作者名不明とある。