「松尾芭蕉」の版間の差分
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==== 『野ざらし紀行』 ====
*[[曙]]や[[白魚]]白きこと一寸▼
*草の枕に寝あきて、まだほの暗きうちに浜のかたに出て、
*海暮れて[[鴨]]の声ほのかに白し
*狂句木枯の身は竹斎に似たる哉
*野ざらしを心に風のしむ身かな
*道のべの[[木槿]]は[[馬]]に食はれけり
*山路来て何やらゆかし[[すみれ]]草▼
*奈良に出(いづ)る道のほど
:春なれや名もなき山の薄霞
*水取りや氷の僧の沓の音
*大津に至る道、山路を越えて
:*初案は「何とはなしに何やら床し菫草」。三月二十七日、熱田白鳥山法持寺参詣の折、芭蕉、叩端、桐葉を連衆とする三吟歌仙の発句。これを改案して、逢坂山超えの句とした。
*辛崎の松は花より朧にて
==== 『笈の小文』 ====
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