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== 和歌 ==
*[[春]]の苑紅にほふ[[桃]]の花下照る道に出で立つ乙女▼
::春苑 紅爾保布 桃花 下照道爾 出立嬬 --『萬葉集』巻十八。▼
=== 萬葉集 ===
*うらうらに照れる春日に[[雲雀]]上がり心かなしもひとり思へば▼
::宇良宇良爾 照流春日爾 比婆理安我里 情悲毛 比登里志於母倍婆 --『萬葉集』巻十九。▼
*いざ子ども 早く日本へ 大伴の御津(みつ)の浜松 待ち恋ぬらむ
::山上憶良、大唐に在りし時、本郷を憶ひて作れる歌
::去來子等 早日本邊 大伴乃 御津乃濱松 待戀奴良武 -- 巻一 63
::山上臣憶良在大唐時憶本郷作歌
::我屋戸前乃 花橘尓 霍公鳥 今社鳴米 友尓相流時 -- 巻八 1481
*珠州の海に[[船出|朝びらき]]して漕ぎ来れば長浜の浦に[[月]]照りにけり
::珠洲能宇美爾 安佐妣良伎之弖 許藝久礼婆 奈我波麻能宇良爾 都奇底理爾家里 --
▲*[[春]]の苑紅にほふ[[桃]]の花下照る道に出で立つ乙女
*かささぎのわたせる橋におく霜のしろきをみればよはふけにけり▼
*:『家持集』。▼
**別伝:かささぎのわたせる橋におく[[霜]]のしろきをみれば[[夜]]ぞふけにける▼
::『新古今和歌集』。『小倉百人一首』にもこの形で見える。▼
▲*うらうらに照れる春日に[[雲雀]]上がり心かなしもひとり思へば
*御食つ国志摩の海人ならし真熊野の 小舟に乗りて沖へ漕ぐを見ゆ▼
::御食國 志麻乃海部有之 真熊野之 小船尓乘而 奥部榜所見 --『萬葉集』▼
*新しき年の始の[[正月|初春]]の今日降る雪のいや重け壽詞
::新年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其謄 --
::萬葉集巻末の歌。
*剣大刀 いよいよ研ぐべし 古ゆ 清(さや)けく負ひて 来にしその名そ
▲*我が宿の花橘に霍公鳥今こそ鳴かめ友に逢へる時 --万葉集巻八、1481。
::都流藝多知 伊与餘刀具倍之 伊尒之敝由 佐夜氣久於比弖 伎尒之曾乃名曾 -- 巻二十 4467
▲*御食つ国志摩の海人ならし真熊野の 小舟に乗りて沖へ漕ぐを見ゆ
== その他 ==
▲*かささぎのわたせる橋におく霜のしろきをみればよはふけにけり
▲*:『家持集』。
▲**別伝:かささぎのわたせる橋におく[[霜]]のしろきをみれば[[夜]]ぞふけにける
▲::『新古今和歌集』。『小倉百人一首』にもこの形で見える。
== 外部リンク ==
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