菅原文太
日本の俳優、男性声優,ラジオパーソナリティ,農業従事者 (1933−2014)
菅原文太(1933〜2014)は映画俳優、市民活動家。
語録
編集- 平和憲法によって国民の生命を守ってきた日本はいま、道を誤るかどうかの瀬戸際にあるのです。真珠湾攻撃に猛進したころと大差ありません。
- 日刊ゲンダイ2013年8月29日号にて
- 憲法は変えたらダメだと思っている。戦後68年間、日本がどこの国とも戦争をしないで経済を発展してこれたのは。憲法9条のおかけだよ。9条は世界に誇れる日本だけが持っている宝ですよ。
- 「通販生活」で
- プロでない私が言うんだから、当てになるのかならないのかは分かりませんけど、政治の役割は二つあります。一つは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。もう一つは――これが最も大事です――絶対に戦争をしないこと。……本土の政府と仲井真知事は、まさに戦争が起きること、戦争をすることを前提に沖縄を考えていた。今、最も危険な政権と手を結んだ。沖縄の人々を裏切り、公約を反故にして、辺野古を売り渡した。私は映画『仁義なき戦い』の最後で、「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」というセリフをぶつけた。仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ。
- 君が行くのかね。もしそこで、一発でも銃弾が飛べば、戦争が始まる。そして、自衛官の命が失われる。それでもいいのかね。君に聞きたい。君たち国会議員が守るのは、国家の名誉なのか、それとも、国民一人ひとりの命なのか。君は何も分かっていないようだ。私は、あの戦争を体験している。どんなことがあっても、二度と戦争はしてはいけない。名誉なんてものは、一度失っても取り戻すことは出来る。でも、命は一度失われたら二度と取り戻すことが出来ない。帰れ。
以下全て小学館刊「本の窓」の『対談』より
- 戦争を知らないバカどもが「軍備をぴっちり整えなくちゃダメだ」とか言い始めてる。まったく危ういですよね。それを防ぐためにはやっぱり、筋金入りの反戦家が増えてこないといけない。
- 2012年9・10月号
- 憲法改正を煽りたてる人たちは、いざとなったとき戦場には行かない。沖縄戦で20万人、広島と長崎で30万人、戦地では何百万人とも言われる青年たちが命を落とした。それを繰り返すのではあまりに情けない。
- 2013年6月号
- 日本はドイツと違ってすぐに過去を忘れて、ニワカ民主主義者が反省もなく生まれて、戦後ずっと来てしまった。上がそうだから、若い連中まで「虐殺はなかった」なんて言ってる。なぜ謝罪をしないのだろうか?
- 2013年7月号
- まさに戦争を知らない安倍、麻生、石破の内閣トリオは異様な顔ぶれだね。この異様さに、国民もマスコミも、もっと敏感になってほしいよ。
- 2013年12月号
出典
編集- ↑ 2014/11/01 【沖縄県知事選】「裏切りもんのヤマモリならぬナカイマ、弾はまだ一発残っとるがよ」文太兄い凄む! 〜翁長雄志 うまんちゅ 1万人大集会 インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
- ↑ 自民党武藤衆議院議員の発言について 水谷修ブログ「夜回り先生は、今!」2015年8月4日