菅義偉
日本の政治家、日本の第99代内閣総理大臣 (1948-)
菅義偉は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員、第26代総裁。2012年から2020年まで内閣官房長官(79代目から81代目。安倍晋三に仕える)。第99代内閣総理大臣。
発言
編集- 朝から晩までコロナ対策に取り組んだ。霞が関の総力を挙げてワクチン接種事業に挑み、感染者数の減少につながった
- 2021年11月27日、党和歌山県支部連合会の政経文化パーティーで
- 「長い戦いにはっきりとした明かりが見えてきている」と申し上げた。数々の批判もあったが、今や効果は明らかで、明かりは日々輝きを増している
- 2021年9月28日、月末を以ての緊急事態宣言及び蔓延防止措置全解除決定に当たって
- 自民党役員会において新型コロナ対策に専任したいと総裁選に出馬しないことを申し上げた。……コロナ対策と選挙活動には莫大なエネルギーが必要。両立は出来ない、どちらかに選択すべきである。新型コロナウイルス対策に専任したいと判断した。国民の命と暮らしを守る内閣総理大臣としての責務。(会見予定を話し)以上です
- 2021年9月3日。「以上です」と会見を打ち切った
- 感染拡大を最優先にしながら
- 2021年8月17日の会見で
- 不要不急の外出の徹底
- 2021年8月5日のニュースで[1]
- 広島および長崎への原爆投下から75年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、ヒロシマ・ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない(世界の実現に向けて力を尽くします。)核軍縮の進め方を巡っては各国の立場に隔たりがあります。このような状況のもとで核軍縮を進めていくには(以下略)
- 2021年8月6日、広島原爆死没者慰霊式で。括弧内を読み飛ばした
- 人流も減っていますし、そこはありません
- 2021年7月27日、オリンピック大会を中断すべきではないかと問われて
- 新型コロナウイルスの感染者数なども、海外と比べると、1桁以上といってもいいぐらい少ない。ワクチン接種も進んで、感染対策を厳しくやっているので、環境はそろっている、準備はできていると、そういう判断をした。やめることは、いちばん簡単なこと、楽なことだ。挑戦するのが政府の役割だ
- 2021年7月21日、ウォールストリート・ジャーナルのインタビューに応えて
- 昨年来の新型コロナウイルス感染拡大は一進一退を繰り返しているが、医療従事者、ワクチン、長いトンネルにようやく出口が見え始めている。その中で開催されるオリンピック。そうした中で東京大会は開催されます。多くの会場では無観客での開催となりますが、東京大会の意義は決して損なわれるものではありません。世界で40億人がテレビなどを通じて視聴すると言われている。困難を乗り越え、今こそ団結し、人類の英知で大会を開催したい。そして成功することを、この日本から世界に発信していきたい。前回の東京大会が行われた1964年は、私は高校生でしたが、未だに、選手の皆さんの活躍は目に焼きついている。アスリートが夢と希望と感動、そして勇気を与えてくれると確信している。未来を切り開く原動力になるはずだ。明日から、東日本大震災の被災地である福島と宮城でソフトボールと女子サッカーが行われ、復興が進んだ日本の力強さが発信される。多様性と調和が大会のテーマで、女性アスリートの割合は過去最高になった。パラリンピックでは共生社会の実現に向けて、心のバリアフリーの精神を世界に発信していきたい。多くの制約があり、これまでと異なるが、安心して大会に参加していただけるよう対策を徹底し、安心安全な大会とすることを約束したい。それでは、第138次IOC総会の開会を宣言します
- 2021年7月20日、国際オリンピック委員会総会で開会宣言をした際に。村上春樹は8月、自身のラジオ番組でこれを「我々には見えない物が見えるのか。だとしたら非常に視力がいいに違いない。それとも見たい物だけが見えるのか? 私は総理と同い年だが光など全然見えない」と皮肉った
- 選手の皆さん、東京オリンピック出場、本当におめでとうございます。皆さんにとって、五輪は大きな目標であったと思います。皆さんがこれまで積み重ねてこられた努力に対して、心から敬意を表します。今から57年前の東京五輪、当時高校生だった私は日本選手団の大活躍に大きな声援を送りました。特に鮮明に覚えているのは東洋の魔女といわれた女子バレーボールチームです。回転レシーブでボールをつなぎ、見事に金メダルを獲得しました。日本人がメダルをとるたびに、日本は世界と戦えるんだということを強く感じました。スポーツには大きな力があります。私自身、野球や空手を通じて、その力を感じてきました。我が国で行われるこの大会において、皆さんの活躍が多くの人々に夢と感動、そして勇気を与えてくれると確信しております。新型コロナの感染拡大により、開催が1年延期され、選手の皆さんも大変なご苦労をされたと思います。開催にあたっては、世界から選手が安心して参加できるよう、感染対策をしっかりと行います。世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結して、この困難を乗り越えられることを、世界に発信する大会にしたいと思っております。日本で開催されるオリンピックに出場する喜びをかみしめながら、世界中のアスリート相手に自分の力を思う存分発揮し、最高のパフォーマンスを見せてください。がんばれニッポン。皆さんを心から応援しています
- 2021年7月6日、日本代表結団式・壮行会で
- 57年前、私は高校生でした。未だに記憶している。東洋の魔女の回転レシーブ。ボールに食らいついたシーン。底知れない人間の能力を感じた。柔道のオランダのヘーシンク選手が、抱きついてくるオランダの役員たちを制して敗者の神永昭夫選手に敬意を払った瞬間を忘れることができなかった。そうしたことを子ども達に見てほしい。障がい者スポーツに光があたったのがあの大会。共生社会が実現するための契機となった。今のこどもに勇気を与えたい。バリアフリーを学ぶ大きな機会になる。オリンピックはテレビで40億人が見る。世界が新型コロナという大きな困難に立ち向かい乗り越えることができたということを世界に見て頂きたい
- 2021年6月9日、国会の党首討論で
- (オリンピックは)世界最大の平和の祭典であり、国際的な相互理解や友好関係を増進させるものだ。安全、安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届け出来るものと考えている
- 2021年6月、記者団の質問に文書で
- 休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている
- 2021年4月30日、五輪組織委員会が日本看護協会に、大会の為の看護師500人派遣を要請したことについて
- ジョーですか? ジョーですよ
- 2021年4月、日米首脳会談を終えて記者団に「ファーストインプレッション(第一印象)は」と問われて。“ネーム”と“インプレッション”の区別が出来なかったとみられる。記者団から「インプレッションですよ」と繰り返される
- 政治責任の定義はないんじゃないでしょうか
- 2021年3月、国会審議で小西洋之に対し
- (定額給付金再給付は)考えていない。いろんな見方や対応策があるだろうし、政府には最終的には生活保護という仕組みも。しっかりセーフティーネットを作っていくことが大事だ
- 2021年1月27日、参議院予算委員会で立憲民主党の石橋通宏に答弁
- 皆さんこんにちは。ガースーです。どうぞよろしくお願い致します
- 人類がコロナに打ち勝った証として来(本)年夏にオリンピックを開催したい
- 2020年3月、10月、11月、12月、2021年1月
- 2020年12月、ニコニコ生放送「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」での第一声
- 批判は大きくなるだろうなとは思っていた(ニヤニヤしながら)
- 2020年12月4日、国会閉会を受けての記者会見で「学術会議問題、アカデミズムからの反発がここまで拡がると予想していたか。この拡がりをどう考えるか」と問われて
- 専門家から飲食を通じた感染のリスクが指摘されており、飲食の際でも会話のときにはマスクを着用する「静かなマスク会食」をぜひ、お願いしたい。私も今日から徹底したい
- 2020年11月19日
- お答えは差し控える
- 国会答弁で。首相になってから80回使われたという
- 俺がやると言ったらやるんだよ
- 事あるごとに
- あの……竹中さんが具体的にどのような仕事をしているかっちゅうのは、私は承知して……大学教授とか、そう、そうしたものをやって、と……ひょ、評論家とか、経済評論とか、そういうことじゃないでしょうか。……い、いずれにしろ……
- 2020年11月5日、参議院予算委員会で、森ゆうこに竹中平蔵の本業を知っているか問われて
- 重症者にゲンテン化します
- 2020年10月26日、国会の所信表明演説で「重点化」を。他にも「薬価改定」を「――カイセイ」、「被災者」を「ヒガイシャ」。
- 人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催し、東日本大震災の被災地が復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信する場にしたい
- 2020年10月23日、東京五輪・パラリンピック競技大会推進本部会議で
- 目覚ましい発展を遂げてきたアルゼンチン
- ユニバーサル・ヘルス・カレッジ
- 2020年10月19日、ベトナムでASEANに言及した際。「カレッジ」は「カバレッジ」の誤りだが訂正しなかった
- 日本学術会議というのは、省庁再編のなかで大議論を行ったところです。その結果として、総合的・俯瞰的活動を求めることになってますから、まさに総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断をした。これに尽きます
- 日本学術会議の委員候補の一部6人を任命拒否した理由について、2020年10月5日
- 私は秋田の寒村のいちご農家に育ち、子どもの頃から「出稼ぎのない世の中をつくりたい」と思っていました
- 文藝春秋2020年10月号「新総理・菅義偉が明かす“政権構想”「いちご農家で育ち…出稼ぎのない世の中を作りたい」」より
- なぜ、日韓関係がこんなにこじれてきたかという事はですね、全て韓国に責任がある
- 2020年9月27日、サンデーモーニングで
- 格差ってよく言われるんですけども、生活保護所帯ちゅうのは、このアベノミクスが始まって、減り始めたんです
- NEWS23の総裁選候補者討論会で、石破茂に「格差は広がっているのではないか」と指摘されて
- 大臣がやろうとしていることに、生意気な事を言ったら代える
- 私の目指す社会像は自助、共助、公助、絆です。自分の事は自分でやり家族、地域で助け合う。
- 2020年9月、自民党総裁選挙候補者討論会で「日本をどんな国にしたいか」と問われて。
- 私はこれまで国会や記者会見の場で累次にわたって、官房長官記者会見は記者からの質問に対し政府の見解、立場を答える場であると述べてきた。あなたに答える必要はない
- 望月衣塑子・東京新聞記者の「この会見を一体何のための場だと思っているのか」に対して
- 全く問題ない
- 指摘は当たらない
- その批判は全く当たらない
- 適切に対応した
- 承知していない(=聞いていない)
- 仮定のことについて答える事は控えたい
- 官房長官時代、記者会見で口癖のように繰り返した回答
- 個々の招待者が招待されたかどうかも含め、個人情報なので従来回答は控えている。「反社会的勢力」は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではない。26日の記者会見では、もし一緒に撮った写真があるなら、私自身は把握していないが、その方は結果として会場にいたのだろうと申し上げた。反社会的勢力の出席を私自身は申し上げてはいない
- 2019年11月27日、記者会見で
- 関係法令に基づき、辺野古を埋め立て、環境に配慮しながら工事を粛々と進めている
- 2015年4月、時の沖縄県知事・翁長雄志と会談した際に
- 千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為。歴史的な危機に対処していることへの民主党政権の意識の薄さ、国家を運営しているという責任感のなさが如実に現れています
- マキャベリ曰く「弱体な国家は常に優柔不断である。決断に手間取ることは常に有害である」。日本を「弱体な国家」にするわけにはいかない。マキャベリの言葉を胸に歩んでいく覚悟だ
- 文藝春秋から上梓した自著「政治家の覚悟 ―官僚を動かせ―」(2012年3月)より。しかし当人はこれを記した事も忘れていた。しかも新書判になった2020年10月の改訂版ではこの記述が含まれた後半2章が文春新書編集部によって消され、半分の量になったという
- 潔白を主張するのであれば、私達が要求している偽証罪を問われる証人喚問に応え、公開の場で説明すべきです
- 2010年5月15日、メールマガジン「一便入魂」第25号「内閣支持率20%割れ 「クリーンな政治」に偽りあり」で民主党・鳩山政権を批判して。その10年後、前首相・安倍晋三が国会答弁の虚偽を疑われ、証人喚問を要求される事態になっている
- 「私、365日、休みませんから」
- ――大変ですね
- 「大変じゃないよ。当たり前と思ってるから」
- 当時記者だった時事通信解説委員・水島信に 1990年代
評価
編集- 農家出身で、努力してきた人です。それは事実ですが、父親は満鉄に勤務し、戦後はイチゴの新品種を開発。母親は教員で、2人の姉も大学を出て教員になりました。そして菅さんの3人の息子は皆大学を出て、1人は東大です。今言われるほどの“田舎者”ではありませんし、エリートでもあるのです。国会議員の秘書だった時、『菅さんがいなければ事務所が回らない』と言われたほど働いたし、横浜市議になって誰よりも選挙区を回りました。今は官房長官として1日2回の会見をこなし、夜は会食を3階建てで回し、翌朝5時に起きるのです。これだけ努力して成功した分、周りも頑張って当然と考えがちで、努力しない人にはドライな印象です。経済政策では『自己責任』を基本とする新自由主義を進めるでしょう。自己責任において競争すれば経済成長が期待できる反面、頑張れなければ救われず、格差が広がる問題がある。あの竹中平蔵さんやホリエモンに通じるかもしれません
- 週刊文春のライター坂田拓也に対し、政治部記者 2020年9月10日