道元
鎌倉時代初期の禅僧、曹洞宗の開祖
日本の僧侶。曹洞宗の開祖。
出典の明らかなもの
編集- 佛道をならふといふは 自己をならふ也 自己をならふといふは 自己をわするるなり 自己をわするるといふは 萬法に證せらるるなり 萬法に證せらるるといふは 自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり - 一 現成公案
- 佛祖は大悟の邊際を跳出し 大悟は佛祖より向上に跳出する面目なり - 十 大悟
- 佛祖の大道 かならず無上の行持あり 道環して斷絶せず - 十六 行持
- 行持のいまは自己に去來出入するにあらず いまといふ道は 行持よりさきにあるにはあらず 行持現成するをいまといふ - 十六 行持
- ひとり明窓に坐する たとひ一知半解なくとも 無爲の絶學なり これ行持なるべし - 十六 行持
- いはゆる有時は 時すでにこれ有なり 有はみな時なり 丈六金身これ時なり 時なるがゆゑに時の莊嚴光明あり いまの十二時に 學すべし 三頭八臂これ時なり 時なるがゆゑにいまの十二時に一如なるべし - 二十 有時