大阪府
日本の都道府県
大阪府に関する引用句、諺。摂津、河内、和泉とも呼ばれる。
引用句
編集- この世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふればあだしが原の道の霜。 - 近松門左衛門『曽根崎心中』
- 難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花 - 王仁
- 大阪のオ - 和文通話表
- 下⼿ものに魂の安息所を求めなければならぬところに現代のインテリの悲しさがあり且つ⼤阪のそこはかとなき愉しさがあるといえばいえるであろう。 - 織田作之助『大阪発見』
- 月並みなことを月並みにいえば、たしかに大阪の町は汚ない。ことに闇市場の汚なさといっては、お話にならない。今更言ってみても仕様がないくらい汚ない。わずかに、中之島界隈や御堂筋にありし日の大阪をしのぶ美しさが残っているだけで、あとはどこもかしこも古雑巾のように汚ない。おまけに、ややこしい。
……大阪の妾だった京都は、罹災してみすぼらしく、薄汚なくなった旦那の大阪と別れてしまうと、かえってますます美しく、はなやかになり、おまけに⽣き⽣きと若返った。
……ところが、さすがに大阪だ。京都で一番賑かな四条通、河原町通の商店の資本は、敗戦後たいてい大阪商⼈から出ているという話である。
……既にして京都は再び大阪の妾になってしまったのかも知れない。 -- 織⽥作之助『大阪の憂鬱』 - 大阪人は浄るりさえ語らしておけば一番立派な人に見える。 -- 小出楢重『めでたき風景《大阪弁雑談》』
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