「千利休」の版間の差分

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== ほぼ確実に利休のものと考えられていることば ==
著書はなく、その茶語は門人の書物に伝わる。
 
===山上宗二記===
利休の高弟、[[山上宗二]](やまのうちそうじ)が著した茶書。宗二自筆による諸本が10冊ほど残る。原本にタイトルはなく「茶器名物集」「珠光一紙目録」などとも呼ばれる。利休同時代の極めて信頼できる書。
 
*朝夕寄合いの間なりとも、道具の開き、または口切の儀は申すに及ばず、常の茶湯なりとも、路地へはいるから立つまで、一期に一度の参会の様に、亭主をしっ(執)して威(お)づべき
 (日常の付き合いある間柄であろうとも、茶道具のお披露目、または口切の茶会ではいうまでもなく、普段の茶会であっても、路地に入って出るまでは、一生に一度の茶会との心構えで、亭主の一挙一投足に注目し、亭主に敬意を払わなければならない)
 
*茶湯を身過ぎに仕る事、口惜しき次第
 
:山上宗二記は、平凡社東洋文庫「日本の茶書1」、岩波文庫(2006年)などに収録。
 
===南方録===