「ガイウス・ユリウス・カエサル」の版間の差分

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3 行
古代ローマの軍人・政治家・独裁官。
 
=== 史料によりカエサルに帰せられるもの ===
* 来た、見た、勝った。
*: "Veni, vidi, vici."
14 行
* そのすべてのうちでベルガエ族は最も強壮である。
*: "De omnis Belgae fortissimi sunt."
::ベルガエ族は現在のベルギーに住んだすむガリア人の一派。この行はベルガエが現在のフランスに住む同族に比べて、文明から遠ざかっていることを意味する。このことをカエサルは次の行で説明を加えている。
 
* 賽は投げられた。
*: "Alea iacta est."
::ガリアと[[ローマ]]の国境である小さな小川のルビコン川を渡った際にギリシア語でいったとされる言葉。元老院の許しなく軍隊を連れ、国境を越えてローマに入ることは、[[ローマ]]への侵略ならびに反乱とみなされる行為であった。なおこれはプルタルコス『ポンペイウス伝』60でメナンドロス劇の台詞のギリシア語の引用「賽を投げてしまおう」であるとされるが、『オクシリンコス・パピルス』[[アリストパネス]]の断片673にこの語句があり当時の慣用句であったと推測される。
 
*明日読もう。
=== カエサルのものとされるが確かな出典のないもの ===
*: "Cras legam."
::暗殺された当日の朝、暗殺計画を警告する文を渡されての言葉。
 
*フィリピで再会しよう。
*: "Philippis iterum me videbis!"
::文字通りには「フィリピで君は僕に会うだろう」。暗殺者である[[マルクス・ユニウス・ブルートゥス]]にいったとされる。フィリピはマケドニアの古代都市。
 
===出典未確認のもの===
 
*人は好んで己が欲するものを信じる。
*:"Libenter homines id, quod volunt, credunt."
 
*私は助言を愛す、しかし助言者を憎む。
 
=== カエサルのものとされるが正確さまたは確かな出典のないらしさに欠けるもの ===
* おまえもか、ブルートゥスよ、私の息子よ
:* "Tu quoque, Brute, fili mi?"
::[[ウィリアム・シェイクスピア]]の『ジュリアス・シーザー』では "Et tu, Brute"(ブルータス、おまえもか)。カエサルの最後の言葉とされる。しかし実際にそれが何であったかは不明。スエトニウスによればギリシア語で「Kai su, teknon?(そしてお前、(わが)子よ)」(『ローマ皇帝伝』「カエサル」82、『に祀られたリウス82)といったという。
 
*忍耐をもってよく苦痛に耐える男を見つけるより、喜んで死ぬ男をみつけるほうが容易である。