「松尾芭蕉」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
+Cat日本人
Aphaia (トーク | 投稿記録)
14 行
 
*一家に遊女も寢たり萩と[[月]]
 
*草の戸も住み替はる代(よ)ぞひなの家
 
*[[雲]]の峰幾つ崩て[[月]]の山
38 ⟶ 36行目:
::今日よりや書付消さん笠の[[露]]
 
*月日は百代の過客にして行きかふひともまた旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。もゝ引の破をつゞり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松島の月先心にかゝりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、
*月日は百代の過客にして行きかふひともまた旅人なり。
*::草の戸も住み替はる代(よ)ぞひなの家
:面八句を庵の柱に懸置。
 
*[[啄木]]も庵はやぶらず夏木立