トマス・アクィナス

イタリアの神学者、哲学者 (1225?-1274)

中世の神学者・哲学者。

  • 哀れみのない正義は冷酷である。しかし、正義のない哀れみは解体の母である。(『マタイ福音書注解』)
    Justice without mercy is cruelty; mercy without justice is the mother of dissolution.

『君主の統治について』

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  • アリストテレスが『政治学』で教えるところによれば[1]、外国人との交わりは市民の風紀を著しく乱すものである。というのも、外国人たちは異なった法律や慣習の下に育てられているので、多くの事柄において市民の流儀とは異なった行動をとることとなり、その結果市民たちはかれらと同じような行動をとるように仕向けられ、市民の共同生活は攪乱させられるからである。
君主の統治について 謹んでキプロス王に捧げる 第2巻第3章[138][2]

脚注

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Wikipedia
ウィキペディアにもトマス・アクィナスの記事があります。
  1. 訳注(7) V,3:1303a 27;また Ⅶ,6:1327a 13-15、『君主の統治について 謹んでキプロス王に捧げる』 柴田平三郎訳、岩波文庫、2009年、137ページ
  2. 『君主の統治について 謹んでキプロス王に捧げる』 柴田平三郎訳、岩波文庫、2009年、106ページ

参考文献

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