「世阿弥」の版間の差分

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== [[w:世阿弥|世阿弥]] ==
=== 謡曲 ===
*高砂や此(この)浦船に帆を揚げて [[]]諸共に出で汐(しお)の 波の淡路の島陰(かげ)や 遠く鳴尾の沖すぎて 早(はや)[[住の江]]に着きにけり-- 『高砂』
 
=== 能楽書 ===
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*我が位の程々よくよく心得ぬれば、その程の花は一期失せず。位より上の上手と思へば、元ありつる位の花も失するなり。
 
*申樂、神代の初まりと言ふは、[[アマテラス|天照太神]]、天の岩戸の籠り給ひし時、天下とこやみになりしに、八百萬の神だち、天の香具山に集まり、おん神の御心を取らんとて、神樂を奏し、細男をはじめ給ふ。中にも、あまのうずめのみ子すすみ出で給ひて、さかきの枝にしでを付けて、聲をあげ、ほどろ焼き踏みとどろかし、神がかりすと、謡ひ舞ひかなで給ふ。……。その時の御遊び、申樂の初めと云々。
 
*そもそも、藝能とは、諸人の心をやはらげて、上下の感を成さん事、壽福増長の基、か齢延年の法なるべし。……。されば、いかなる上手なりとも、衆人愛敬欠けたる所あらんをば、壽福増長の仕手とは申し難し。
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*稽古は強かれ、情識は無かれ。
 
*秘すれば花。秘せずば[[]]なるべからず。
 
*されば、この道を究め終りて見れば、花とて別には無きものなり。