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*このたびは幣も取りあへず手向山もみぢのにしき[[神]]のまにまに
**『古今和歌集』。898年(昌泰元)年十月、宇多院の吉野行幸に供奉した際、大和山城国境にて。
 
*東風こち吹かばにほひおこせよ[[]]の花あるじなしとて[[春]]を忘るな
**『拾遺和歌集』、詞書「流され侍りける時、家の梅の花を見侍りて」。
**東風は「こち」と読むは東風の意901年(昌泰四)年、大宰府に左遷され、京を離れるときの歌。
 
*雁がねの秋なくことはことわりぞかへる春さへ何かかなしき
*恩賜の御衣は今これにあり
**『後拾遺和歌集』巻二巻頭歌。
**大宰府に左遷中の漢詩
 
*ながれゆく我は水屑となりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ
**『大鏡』。大宰府に発つ際、宇多院に奉った歌。
 
*天つ星道も宿りもありながら空にうきても思ほゆるかな
**『拾遺和歌集』、詞書「流され侍りける道にて詠み侍りける」。
 
*君がすむ宿のこずゑのゆくゆくと隠るるまでにかへりみしやは
**『拾遺和歌集』、詞書「流され侍りて後、いひおこせて侍りける」。大鏡によれば、山崎から船出する際、京に残る妻に贈った歌。
 
*夕されば野にも山にも立つけぶり歎きよりこそ燃えまさりけれ
**『大鏡』。「かくて筑紫におはしつきて、ものをあはれに心ぼそくおぼさるる夕、をちかたに所々けぶりたつを御覧じて」とあり、この歌が続く。
 
*あしびきのこなたかなたに道はあれど都へいざといふ人ぞなき
**『新古今和歌集』巻十八巻頭歌。筑紫大宰府での歌。
 
*彦星のゆきあひをまつかささぎの門わたる橋を我にかさなん
 
*去年の今夜清涼に待す/秋思の詩篇独り断腸<BR>恩賜の御衣今ここにあり/捧持して毎日余香を拝す 『九月十日』
**去年今夜侍清涼/秋思詩篇獨断腸<BR>恩賜御衣今在此/捧持毎日拝余香
**大宰府に左遷中の漢詩。901年(昌泰四)旧暦9月10日の作。九月十日は重陽の後宴。
 
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