ヴォルテール

フランスの哲学者、作家、文学者、歴史家
ヴォルテールの肖像、ラルギュエール。1718年。カルナヴァレ美術館(パリ)所蔵。

ヴォルテール(1694年 - 1778年)

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Voltaire。本名フランソワ=マリー・アルエ (François-Marie Arouet)。啓蒙主義を代表するフランスの哲学者、作家。

出典が明らかなもの

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作品

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『オイディプス王』

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Œdipe

  • 偉大な人の好意は神々の恩恵である。
    L'amitié d'un grand homme est un bienfait des dieux.

『カンディード』

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Candide

  • ヴェネツィアの統領には彼の悲しみがあり、ゴンドラ乗りには彼らの悲しみがある。
    Le doge a ses chagrins, les gondoliers ont les leurs.
  • すべてが善く、すべてが善きものとなる、すべてが可能な限り最も善きものとなる。
    Tout est bien, tout va bien, tout va le mieux qu'il soit possible.
    • ライプニッツへの批判。皮肉である。
  • 労働はわれわれを三つの大きな悪から逃れしめる。つまり、退屈、悪徳、欲求から。
    Le travail éloigne de nous trois grands maux : l'ennui, le vice et le besoin.

その他

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  • 神はたちに助言させるため、たちを創り給うたのではない。
    Dieu n'a créé les femmes que pour apprivoiser les hommes.
    • 『天真爛漫』L'ingénu.
  • ほら、こうやってまさに歴史は書かれる。
    Et voilà justement comme on écrit l'histoire.
    • 『シャルロットあるいはジヴリー伯爵夫人』Charlot ou la comtesse de Givry.
  • もしが存在しないなら、神を発明しなければならない。
    Si Dieu n'existait pas, il faudrait l'inventer.
    • 「三人の詐欺師の本の著者への書簡」。1770年11月10日。Épître à l'Auteur du Livre des Trois Imposteurs
  • は恥辱であり、は義務である。
    La vie est un opprobe, et la mort un devoir.
    • 『メロープ』Mérope
  • 国にとって有用な男は先祖を持ち出す必要がない。
    Qui sert bien son pays n'a pas besoin d'aïeux.
    • 『メロープ』Mérope
  • 無実の男を有罪にするより、罪ある男を救う危険を犯すほうがよい。
    Il vaut mieux hasarder de sauver un coupable que de condamner un innocent.
    • 『ザディーグ』Zadig
  • 私がいるところ、それが楽園だ。
    Le paradis terrestre est où je suis.
    • 「社交家」Le Mondain
  • かつて神聖ローマ帝国と呼ばれ、今なおそう呼ばれ続けているこの集団は、いかなる意味においても神聖でもなければ、ローマ的でもなく、帝国でもなかった。
    Ce corps qui s’appelait et qui s’appelle encore le saint empire romain n’était en aucune manière ni saint, ni romain, ni empire.
    • 『諸国民の風俗と精神について』Essai sur les mœurs et l'esprit des nations 第70章
    神聖ローマ帝国について。


書簡

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  • 下賤の輩が理屈を言い出すと、なにもかもが終わりです。 (1766年)
    Quand la populace se mêle de raisonner, tout est perdu.
  • 神ですか。神と私はお互いに挨拶はしますが、話はしないのです。--ピロン宛書簡。
    Dieu? Nous nous saluons, mais nous ne nous parlons pas
  • 私はあなたの書いたものは嫌いだが、私の命を与えてもあなたが書き続けられるようにしたい。
    Monsieur l'abbe, I detest what you write, but I would give my life to make it possible for you to continue to write.
    1770年2月6日、M. le Richeあての書簡 この内容がいつしか変化し、言論の自由、表現の自由を端的に表す言葉「私は君の意見には反対だ、だが君がそれを述べる権利には賛成だ」となった。

帰せられるもの

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  • 真実を愛せ、しかし誤りを許せ。
    Aime la vérité mais pardonne à l'erreur.
  • 文章は短く、友情は長く。
    Courtes lettres et longues amitiés.
  • 破廉恥をやっつけろ!
    Écrasons l'infâme !
    • 「破廉恥」l'infâme とは迷信、不寛容のことを指す。ヴォルテールの標語。
  • 私は幸福であろうと決意した。なぜなら健康によいからだ。
    J'ai décidé d'être heureux parce que c'est bon pour la santé.
  • 引用の技術とは、己自身では熟考できぬ人々の技術である。
    L'art de la citation est l'art de ceux qui ne savent pas réfléchir par eux-même.
  • 美人は目を楽しませ、いたわりは魂を魅了する。
    La beauté plaît aux yeux, la douceur charme l'âme.
  • 読書は魂を広やかにする。
    La lecture agrandit l'âme.
  • 己の時代の精神をもたぬものには、その時代はまったくの不幸となる。
    Qui n'a pas l'esprit de son âge
    De son âge a tout le malheur.
  • 幸福な瞬間は歴史上の千年に匹敵する。
    Un instant de bonheur vaut mille ans dans l’histoire.
  • 常識はそれほど一般的ではない。
    • 英語よりの重訳。
  • たくさんの書物はわれわれを無知にする。
    • ドイツ語よりの重訳。
  • すべての芸術はよいものだ。退屈なものを除いてだが。
    • ドイツ語よりの重訳。
  • 自然は正と不正を区別できない。
    • ドイツ語よりの重訳。
  • 私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。
    I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it
    S・G・タレンタイア(Stephen G. Tallentyre、本名 Evelyn Beatrice Hall)の著作『ヴォルテールの友人』 "The Friends of Voltaire"(1906年)中の「 'I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it,' was his attitude now. 」による。

外部リンク

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Commons
ウィキメディア・コモンズヴォルテールに関するメディアがあります。
 
Wikipedia
ウィキペディアにもヴォルテールの記事があります。