全知全能な創造主、万物の絶対的支配者、王の中の王として一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラームなど)で信仰されている対象

についての引用と諺。

否定的観点から

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  • 信じるものは信じないものより幸福だという事実は、酔っ払いが素面の男より幸福だというのと同じくらい間違っている。 - ジョージ・バーナード・ショウ
  • 教会の塔に避雷針を設置することは、神に対する最も強力な不信任投票である。 - カール・クラウス
  • 神が存在するなら、人間は奴隷だ。人間は自由でありえるし、またそうでなければならない。結論として、神は存在していない。 - ミハイル・バークニン
  • 神がもし存在するなら、神を廃止しなければならない。 - ミハイル・バクーニン『神と国家について』より
  • 無神論を宗教だというのは、まるで毛のないことを髪の色だというようなものだ。- ドン・ヒルシュバーグ
  • 自己をすてて神に走る者は神の奴隷なり。- 夏目漱石
  • 私は天国と地獄、個人の来世、個人的な神といった宗教的思想の科学的証拠をほんの少しでも見たことがありません。今日の宗教に関する限り、それはまったくの偽物です...宗教は全部でたらめです。 - トーマス・エジソン

賞賛的観点から

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  • もし愛する神さまがイチゴニンニクを創造しなかったら、創造は完璧ではなかっただろう。- 筆者不明
  • 神は栄光の高みから身をかがめて私の祈りを聞いてくださる。神は優しい医者や、病人を気遣って祈り、あらゆるかすかなささやきを聞いてくれる愛情深い友人のような存在です。私たちの祈りがあまりにかすかで、私たち自身ではほとんど聞こえないときでも、神は耳を傾け、私たちのわずかな願いを聞いてくださるのです。 - チャールズ・ハッドン・スポルジョン[3]
  • 神は生ける神であるから、聞くことができる。神は愛の神であるから、聞くであろう。 - チャールズ・ハッドン・スポルジョン
  • 主はなんと慈悲深いことか。私たちが信じない時でさえ、主は忠実であり続ける。私たちが疑いに苦しめられ、主の名を汚すことなく祈りを聞いてくださる。 - チャールズ・ハッドン・スポルジョン

宗教的観点から

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  • はじめに神は天と地とを創造された。 - 創世記1章1節[4]
  • 神がその人を通じてある偉大な行為を望むかのように、 誰でもが行動するべきである。- マルティン・ルター
  • 神の道は、後ろからだけ読むことができるヘブライ語ののようなものだ。- マルティン・ルター
  • 神が目に見えないからといって、私たちが常に神の存在を信じるのを妨げてはなりません。 - ヴァルター・ゲース
  • 私たちは、神が私たちが求めるものすべてを与えてくれると期待してはいけません。しかし、私たちが信仰を持って祈り、疑わずに求めるならば、たとえ私たちが意図したその通りのものを受け取らなくても、何かもっと良いものを受け取るでしょう。 - チャールズ・ハッドン・スポルジョン
  • 神の行為は説明のしようがない。神の行為は奇跡である。 - ヴァルター・ゲース
  • 祈りにおいて私たちは神と戦うべきではありません。神が私たちと戦うべきです。 - ウォルター・フレックス『二つの世界をさまよう者』
  • 自分の能力に応じて与えなさい。でなくば、神はあなたが与えたものに応じてあなたの能力を整えるでしょう。 - ジョン・ホール牧師
  • 若者に何かができないと決して言わないで。神は、その不可能さを知らない誰かがそのことをするのを何世紀も待っていたかもしれない。 - J.A. ホームズ博士

神学的観点から

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  • 神はモーセに語りかけて言われた、「わたしは私は有るという者である」[5]。さらに言われた、「イスラエルの子らにこう告げよ、『私は有る[6]が私をあなたがたのもとに遣わした』と」。– 出エジプト記3章14節
  • この命題「神は存在する(Deus est)」は、それ自体においては自明である。なぜなら述語と主語が同一であるからだ。後で明らかになるように、実際、神はその存在そのものである[7]。 – トマス・アクィナス神学大全』第1部2問1項主文
  • 神は神の存在そのものである。このことは、他のいかなる存在についても言うことができない。 - トマス・アクィナス
  • 神には始まりも終わりもなく、神の存在のすべてを一度に所有している。これが永遠の概念の基礎である。 - トマス・アクィナス
  • 神についての人間の究極の知識は、私たちが神を知らないということを知ることです。 - トマス・アクィナス
  • キリスト教徒も異教徒も、神の本質をそれ自体として認識していない。 - トマス・アクィナス
  • 神、天使、そして人間にとっての究極の幸福と至福は、神を見ることです。 - トマス・アクィナス
  • 神と神のうちにあるものは目標をもたない。むしろ神が目標なのだ。[8] - トマス・アクィナス
  • 存在するものはそれぞれの本性によりその仕方に従って、自らを愛するよりさらに多く神を愛する。[9]- トマス・アクィナス
  • 神は沈黙のうちに称えられる。我々が神について何もいうことが出来ず、あるいは何も知ることが出来ないからではない。むしろ我々は神を把握することが出来ないと、我々が知っているからだ。- トマス・アクィナス
  • 被造物は無から生じたものである限り暗い。しかし、それが神に由来するものである限り、それは神の似姿に似せている。 - トマス・アクィナス
  • は愛情深い献身よりも知識の力によってより簡単に神に導かれるが、愛情深い献身は知識の力よりも完全に神に到達する。 - トマス・アクィナス
  • 私たちは神に心を開くことができますが、神の助けがなければそれはできません。 - トマス・アクィナス
  • 神の啓示は、神が何であるかよりも、神が何でないかをより多く示す。 - 否定神学

哲学的観点から

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  • 聖職者、神学、崇拝、聖餐を伴う教会秩序- これらすべてに対して、ナザレのイエスは戦ってきたのだ。 – フリードリヒ・ニーチェ
  • 私は信仰が強制されるべきだとは感じない。我々に感覚、理性、知性を備え給うた神が、それらを使わぬよう我々を命じるとは思えない。--ガリレオ・ガリレイ
  • 神の概念は、見る人の理解によってのみ議論できる。 – 筆者不明

歴史的観点から

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自然学的観点から

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  • 神には私たちにとって数学がどれほど難しいか分かっていないのさ。彼は万能なのだから。- アルベルト・アインシュタイン
  • 至高の存在は存在しないと言う人を私は哀れに思う。[...] 科学の追求に真剣に取り組んでいる人は皆、宇宙の法則に精神が顕在化していると確信するようになる。- アルベルト・アインシュタイン
  • もちろん、あなたが私の宗教的信念について読んだことは嘘であり、組織的に繰り返されている嘘です。私は人格的な神を信じていませんし、これを否定したことはありませんが、明確に表明しています。私にとって宗教的と呼べるものがあるとすれば、それは科学が明らかにできる範囲での、世界の構造に対する限りない賞賛です。[12] - アルベルト・アインシュタイン
  • 我々に感覚、理性、知性を与えた同じ神が、我々がそれらの使用を放棄し、それらを通じて得られる情報を他の手段で与えてほしいと願っていると信じる必要はないと思う。 - ガリレオ・ガリレイ
  • 数学は神が宇宙を書くためのアルファベットだ。- ガリレオ・ガリレイ
  • 地球が太陽の周りを回っているなどというのは、処女受胎がなかったというのと同じくらい愚かな主張だ。- ベラルミーノ枢機卿、1615年のガリレオ裁判で
  • "God is real, unless declared Integer." --J. Allan Toogood
real は実在と実数の両方を意味する。

美学的観点から

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  • は、神に対する私たちの疑いを沈黙させる数少ない奇跡の一つです。 - ジャン・アヌイ

その他

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ジョーク

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  • 笑うことのできない神は、このユーモラスな宇宙を創造することはできなかっただろう。 -シュリ・オーロビンド『思考と格言』
  • 神が地上に住み給うなら、人々は神の家の窓を壊すことでしょう。– 筆者不明

未分類

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日本の神

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諺と慣用句

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  • 神は我らに肉を贈られた。しかし悪魔は我らに料理人を送った。 - イタリアの諺
  • 別の扉を開けることなしに、神は扉を閉ざさない。- アイルランドの諺
  • 女性が欲する事には、神もおののく。- フランスの諺
  • 神はすべてを一人でなすことができず、到る所にあることが出来なかった、それで神は母親を創造した。- アラブの警句
  • 女がよいものであったなら、神も結婚しただろう。- グルジアの諺

脚注

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  1. "Der Mensch schuf Gott nach seinem Bilde." - Ludwig Feuerbach
  2. "Was nicht in meinem Plan lag, das hat in Gottes Plan gelegen."
  3. Charles Haddon Spurgeon
  4. Genesis 1:1 欽定英訳聖書
  5. ’ehyeh ’ăšer ’ehyeh (I am that I am)
  6. ’ehyeh (I am)
  7. Deus enim est suum esse
  8. "Gott und was in Gott ist, hat nicht ein Ziel, sondern ist das Ziel." - Thomas von Aquin, "Über die Macht Gottes"
  9. "Jedes Wesen liebt von Natur auf seine Weise Gott mehr als sich selbst."
  10. “Otto von Bismarck, Master Statesman”. New York Times. (2011年3月31日). http://www.nytimes.com/2011/04/03/books/review/book-review-bismarck-by-jonathan-steinberg.html?pagewanted=all&_r=0 2013年10月31日閲覧。 
  11. "Alte nicht würfelt"
  12. アインシュタインが1954年3月24日に英語で書いた手紙より。プリンストン大学出版局が発行するヘレン・デュカスとバネシュ・ホフマン編著『アルバート・アインシュタイン:人間的側面』に収録されている。
  13. "numero deus impari gaudet"
  14. "Der Zweck heiligt die Mittel. Dies muss sich der liebe Gott gedacht haben, als er das Weib erschuf." - Thomas Niederreuther

関連項目

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