地獄
悪行を為した者の霊魂が死後に送られ罰を受けるとされる世界
地獄(じごく)についての引用と諺。
出典の明らかなもの
編集- 我観(み)しに、茲に灰色(あをざめ)の馬あり、之に乗れる者は其名を死と曰ふ、地獄は其後に随へり。--『ヨハネの黙示録』(神学者イオアンの黙示録)6:8、正教会訳。
- 心は場所や時には左右されぬ。/心には己の場所がある。そして心は自らのうちに/地獄から天国をつくり、また天国から地獄を作り出す。--ジョン・ミルトン『失楽園』第一書第253行から第255行。
- 地獄で支配するのは、天で仕えるのに勝る。--ジョン・ミルトン『失楽園』第一書第263行。
- その女は地獄のほかに知らなかった。それが欠如だ。 --ポール・ヴェルレーヌ「悪魔の恋人」
- 地獄とは他人である。 --サルトル「出口なし」
- 地獄とは何か、それはもはや愛せないという苦しみだ。 --ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄弟」
- 極楽も地獄も先きは有明の月ぞ心に掛かる雲なし --上杉謙信
- 菊池寛『名将言行録』上、非凡閣、1942-1943年、p.270。[1]